ホーム / 【小松易】「入れる」より「出す」が先
2017/01/13(金)
【小松易】「入れる」より「出す」が先
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易
FROM 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
最近講演でよくしがちなのが
この質問です。
「この中で、学校で片づけ、
習ったことがある人いますか?」
これまで何度この質問を
繰り返しても答えは同じ。
学校で「片づけ」「整理・整頓」
を習ったという人はゼロなのです。
「片づけ」の専門家である私も
御多分に漏れず。
少なくとも私が知る限り日本では
正式な「片づけ教育」というのは
ありません。
(最近チラホラ、家庭科の一部に
組み込まれつつあるようですが)
習ってないから、私たちは
親や兄弟、友達から学んだり、
または独自でそのやり方を
なんとか編み出したりします。
少しでも子供たちが学校で
学ぶ機会があってもいいなと
常日頃思っています。
そして以前から、
「片づけ」と同じくらい
学校で習う機会があったら良いな
と思っているのが「お金」です。
片づけとお金、この二つを
学生時代に学べたら、
人生もっと変わったのに、
そう思うのは私だけではないはずです。
昨年末、あるご縁で
ミリオネア・コンサルタントの
鳥居祐一さんという方にお会いしました。
お金について無知な私は
いま彼の本やメルマガで
お金について学んでいます。
平凡なサラリーマンから一転、
たった2年でセミリタイアを
果たしたという鳥居さんは
その著書でこう言っています。
お金はいかに「稼ぐ」かよりも、
いかに「使う」か。
彼が出会った「成幸者」のほとんどが
「いかに使うか」を強く意識している
といいます。
さらに、世の中の多くのことが、
「入れる」よりも、「出す」ことを
意識することでうまくいくように
できている、のだそうです。
うん?
これってどこかで聞いたことあるセリフ?
大学時代に古武道の呼吸法で
先輩に教わった呼吸法も全く同じ。
「まず思いっきり吐け!」
「はーーっ」すると自然に
「吸う」しかなくなった
ことを思い出す。
そして、もちろん、
「かたづけ」の極意もまずは
「出す」、「手放す」から。
お金の使い方で心に響いたのは、
私たちはつい、
「見えるモノ」ばかりにお金を使いがち、
ところが、「成幸者」は、「見えない価値」
にお金をかけられる人なのだそうです。
目に見える「モノ」が手に入れば
安心ではなく、
いかに見えないモノの価値を見出し、
そこにお金を使えるか。
その部分は大いに「かたづけ」の極意に
繋がるところですね。
鳥居さんは、
「一流の人はなぜ、そう考えるのか?」
という著書で、
彼自身が2年でセミリタイア
を果たした理由を、一流の人の
「行動」「習慣」「考え方」を
徹底的にモデリングしたことだと言います。
やはり、最高の学びは
最高のお手本に学べ。
すると冒頭の教育の話、
学校で「片づけ」教えることも
大切だけれど、
子どもたちのすぐ周りにいる
私たち大人がまずは良い見本に
ならないとですね。
ほんと、子供は良く見てますから(笑)
さて今週は基本に戻って、
まず「出す」「手放す」から。
ちょっとさぼりぎみだった
片づけのエンジンをかけて、
いよいよ2017年をスタートさせましょう!
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」のホームページ
http://www.sukkirilab.com/
PS
やましたひでこ断捨離塾最新号
「反省の断捨離」
1ヶ月無料お試キャンペーンは
本日23:59まで。
↓
http://123direct.jp/tracking/cr/2fedI7A0/242610/18695555
※本日がキャンペーン最終日です。
(昨日(12日)は表記間違いです。
申し訳ございませんでした。)
━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━
子供の頃から、
「入れる」より「出す」がまず先!
と口を酸っぱくして言われていたら、
無駄に収納グッズや便利グッズを
取り込むことも減りますね、きっと。
お手本になるような行動が
とれる大人でありたいものです。
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
執筆者一覧
最近の投稿