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2016/07/15(金)

【小松易】知らず知らず、決めている

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易

 

FROM 小松易

こんにちは!
かたづけ士の小松易です。

「人は知らず知らずのうちに決めている」

「かたづけ」の仕事をしていると
そう思うことがあります。

以前、自宅の片づけサポート
に携わっていた時、
いわゆる「汚部屋」の住人で
独身で40代の男性はこう言いました。

「部屋にいる時間は極端に短いです。
 分かりやすく言えば、夜寝る時間が
 その時間です」

夜、会社から家に帰ると
玄関にカバンを置いたら、
すぐに近所のマンガ喫茶に
夜遅くまで入り浸る日々。
夕飯はもちろん、ほぼ毎日外食でした。

家に帰りたくない。
家に居てもイライラするだけ。

彼はあまりに散らかってしまった部屋を

「寝るために帰る場所」

といつの間にか決めてしまったようです。

先日、ある雑誌の取材でその出版社の
雑誌編集部の若手社員Mさんをモデルに
片づけ指導するという企画がありました。

もちろん、モデルに抜擢された理由は
言わずもがな。

「汚デスク」の住人、いや使用人の彼は
もちろん、やる気満々、
・・・ではありませんでした。

取材とは言え、そんな状態で無理やり
勢いだけで進めるのは本意ではなかったので
Mさんに念のため尋ねました。

「机、片づける気ありますか?」

すると、
見るからに正直で良い人そうなMさん、
はっきりと一言、
「いえ、やる気ないっす」

あまりにストレートな回答に
ちょっとたじろぎつつ(笑)、
私も負けじと理由を聞き返しました。

「えっ、ホント!こんなに
 片づいてないのにこのままで良いですか?」

Mさんの話によると、
デスクはほとんど使うことがなく、
唯一使う場面は、メールの返事をするために
ノートパソコンを使うときだけ。
それ以外は、随時空いている打合せテーブル
で事務作業をするのだそうです。

何よりも彼は座っているのが苦手。
逆に、立ってフラフラ歩いて
仕事をするのが好き。

結果、書類、雑誌、大量の未開封の封書類、
そして文房具類が机にギッシリと
埋め尽くされてしまったのです。

「片づけられない」

この一言でカンタンに
この現象を見るだけでなく、
ここに至ったスタートは
なにかと考えてみると、
私の頭に浮かぶのはやはり、

「人は知らず知らずのうちに決めている」

彼は数年前にこの部署に配属され、
ある日どこかのタイミングで

「デスクはモノをしまう場所」
「唯一使うのは、パソコンを使う時だけ」

異動当初はモノの量もそこそこ
だったのに、その「無意識の決断」が
彼自身を「汚デスク」への道を歩ませたのです。

さて、みなさんの周りに
「納戸化した部屋」や
「物置化した机」などありませんか?

リバウンド防止の第一歩は
もしかしたらあなたがいつか下した
「無意識の決断」かもしれません。

ぜひその決断を思い出すことから
始めてみてください。
いつもあなたを応援しています!

追伸:
かくいう私も知らず知らずに
「このヒトはこういうタイプの人」
と気がつけば周りの人に
「無意識の決断」を
下していることに今更ながら
気をつけねばと反省開始しました。

小松易

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◎編集後記
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帰りたくないほど
散らかってるわけではないけれど、
最近、寝るだけの部屋になってます。

知らず知らず「寝るだけ」って
決めてるわけでは決してない(と思う)
のですが、、、

何事も「意識」して決断
、、が大事ですよね。

–青野慶子

PS
知らず知らずにしているかもしれない
無意識の決断。

それに気づかせてくれるのは
「視点の変化」です。

毎月「新たな視点」に
出会えるプログラム。

断捨離で人生を取り戻した
小島さんのストーリーと
ともにご紹介しています。

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この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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