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2016/03/12(土)
【安永周平】断捨離、説明できますか?
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 安永周平
FROM 安永周平
今では、すっかり多くの人が
普通に使う言葉になった「断捨離」。
ただ、意外と知られていないのが、
断捨離が「断」「捨」「離」の
3つの言葉で成り立っていること。
「断捨離って何?」
と聞かれて、しっかり分かりやすく
説明できる人って意外と少ないです。
「ダンシャリ」という言葉は
よく使うけれども…ただ単に、
「部屋のダンシャリしたよ♪」
という感じで、言ってみれば
「そうじ」「片づけ」「捨てる」
といった意味合いで使う人の方が、
まだまだ世間では圧倒的に多い。
このメルマガを読んでいるあなたは
そんなことはないと思うのですが、
今日は改めて断捨離の意味について
サラッと復習しておきましょう。
原点に立ち返ることで、
新たな気付きを得ることって
結構、よくあることですから。
(書籍「断捨離で日々是ごきげんに
生きる知恵」より一部引用)
* * *
『断捨離とは?』
自分とモノとの関係を問い直し、
暮らし・自分・人生を調えて
いくためのトレーニング法です。
その方法として、自分にとって
不要・不適・不快なモノとの関係を
「断つ」「捨てる」「離れる」ことで、
住まいだけでなく心の中までも
新陳代謝させようというものです。
簡単に「断」「捨」「離」を
定義すると、次のようになります。
断=入ってくる不要・不適・不快なモノを断つ
捨=はびこり堆積した不要・不適・不快なモノを捨てる
離=とらわれた状態から、離れていく
断と捨は「行動」です。
実際に、家の中にあるガラクタを
捨てる、要らないモノが入って
くるのを断つという行動です。
一方で、離は「状態」です。
断と捨の行動を繰り返していくと
離の状態、すなわちゆとりある
“自在”の空間で心地よく暮らす
という状態に到着していきます。
そして「断」「捨」「離」、
これらは、もともとは、
『ヨガの行法哲学』
である「断行」「捨行」「離行」
から生まれたことをご存知の方も
多いのではないでしょうか。
自ら断ったり、捨てたり、
離れることで、あらためて
大切なモノ・コト・ヒトを
意識しようという哲学です。
ヨガという言葉は、
サンスクリット語で
「結ぶ」という意味。
何と何を結ぶかというと、
自分と宇宙を結ぶことです。
専門用語では、
ブラフマン(宇宙の根本原理)と
アートマン(真我)を
結んでいく作業がヨガです。
まず最初は、自分と
自分の身体を結びます。
そして、自分と他人、
自分と社会、自分と地球…
と結んでいき、ひいては、
自分と宇宙を結んでいきます。
ですから、やましたひでこは
ヨガの入り口の定義として、
「自分の身体の言い分を
聞く心地よい作業」
という言葉を使っています。
身体を曲げたり伸ばしたりするのは、
身体が気持ちいいところ、固く
なっているところを知るためです。
普段意識していないと、
自分の身体の言い分を
聞くことはないのでは?
病気になって、はじめて自分の
身体が悲鳴を上げていたことに気づく。
これは、心についても同じ。
というよりも、心の入れ物が身体
だと解釈すれば、心と身体は
一緒だと解釈できますよね。
日々忙しく過ごしていると、
自分の心の声を聞けなくなります。
自分が何を欲しているのか、
いないのか、それさえわからなくなる。
失ってから大切なことに
気づくことも多いのでは。
たとえば、ある人を失くして
はじめて、その人が大切な存在だった
ことを気づくことはよくあること。
自分にとって、大切な
モノ・コト・ヒトに
気づき、意識していく。
そのための行法が、
「断行」「捨行」「離行」です。
自ら断ったり、捨てたり、
離れることで、あらためて
大切なモノ・コト・ヒトを
意識しようという哲学です。
つまりは、その仕事や恋人が
あなたにとって本当に大切なものなのか
を自問自答する必要があるということ。
「断捨離」とはモノ・コト・ヒト
と向き合うことです。つまり自分の
心と真摯に向き合うことなのです。
* * *
時々、やましたひでこは
大学生の頃にヨガに出逢った
ことを振り返って言います。
「あの時、ヨガと
出逢っていなければ、
今の自分はあり得ない。」
人生というのは、何が
功を奏するかわかりません。
ただ、事実として断捨離が
ヨガから生まれたのは確か。
断捨離に行き詰まってる人は、
そのルーツであるヨガを知ることで、
人生がうまく回り始めるキッカケに
なることもあるかもしれませんよ。
PS
やましたひでこが考える
「ヨガ」に興味がある方は、
ぜひこちら観てみてくださいね。
↓
http://123direct.jp/tracking/cr/ValFBe7t/219729/18119322
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安永周平
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