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2015/07/13(月)
【やましたひでこ】傷ついた経験と共に生きていませんか?
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2015・7・13 No.1383
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◆今日の断捨離 「傷ついた経験と共に生きていませんか?」
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おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
文月十三日、月曜日。
この週末はお天気に恵まれて、
久しぶりの洗濯日和。
只今、仕事で単身都心の
マンション暮らしの私は、
もっぱら洗濯は室内の乾燥機頼み。
だから、洗濯にお天気は関係ないのだけれど、
やはり、洗濯物はお日様でガンガンと
乾かしたいなと思う。
ふんわりソフトな仕上がりではなく、
ゴワゴワなくらい干し上がった洗濯物が好みの私。
あれ、これって、私の性分と同じなのかもしれない。
柔らかいよりは、強く逞しく!
ああ、これ以上、強くなってどうする?!
なんて声も聞こえてきそうだけれど。
◇◇◇◇◇
さてさて、
先週末の断捨離実践・徹底サポートコース、
第三期生さんたちとの三回目の
講座を終えて、残り半分へと折り返し。
このサポートコースに限らず、
こうやって、高い密度で受講生さんや
クライアントさんに深くかかわっていると、
つくづく思うことがある。
人は、それぞれに、随分と傷ついた
経験と共に生きているのだと。
片づかない、片づけられない悩み、
それは、とりもなおさず、
モノとの関係、空間との関係が
良好ではないということ。
言い換えるならば、それは沢山の
モノからいたぶられ、すさんだ
空間から苛められているようなもの。
だって、モノは邪魔者に成り下がり、
空間は無法地帯という収拾困難な
悩みの種に成り果てているのだから。
モノとは、もともとは、私たちを
助けてくれたり、応援してくれたりと、
役立つためにあるもの。
家という空間とは、もともと、
私たちの健康と安全を
守ってくれるためにあるもの。
そう、私たちを、ねぎらい、
もてなし、そして、励ましてくれる
ためにモノも空間もあるはずなのです。
でも、だからなのか、片づけられない
悩みに沈んでいる人の多くは、
もともとは、自分を助け守ってくれるはずの存在、
つまり、家族から少なからず
傷つけられてきた経験があるようです。
母親から、ずっと、
「あなたはダメね!」と言い続けられてきた。
父親から、いつも、「おまえなんか」
とけなされて褒められたことはなかった。
夫が、とつぜん豹変しDVを自分に加える。
妻が、いつも小馬鹿にした態度で自分をあしらう。
そうやって、家族から、否定的な
扱いを受けてきた経験が
ずっと尾をひいているのか、
モノからも、空間からも、まるで
自分が否定的に扱われていることに
慣れきってしまっている。
ああ、もしかして、
ずっと傷ついてきたから、
自分は傷けられて当然だとも
思いこんでしまったのかしらね。
だから、どうでもいいモノたちを
溜め込み、すさんだ空間に身を置いて、
自分で自分を傷つけ続けているのかも知れない。
もちろん、本人はそれに気が付いては
いない無意識のメカニズムで。
そして、自分を損なっている
モノとなっているにもかかわらず、
「でも、だって、捨てられないのです」
と訴え続けるのです。
まるで家族が簡単には捨てられないのと同じように。
自分が、否定されてきたばかりに、
自分を肯定することを知らない。
自分が、肯定されることなくいたから、
自分を肯定することを忘れている。
だから、そのまま、乱れたモノと
散らかった空間で澱みにはまったまま、
自分を肯定することなく暮らし続ける。
ああ、もしそうならば、
それは、もうお終いにしようよ。
あなたは、選び抜いたモノたちで
自分をねぎらえばいい。
あなたは、お気に入りのモノたちで
自分をもてなせばいい。
あなたは、スッキリとした空間でゆっくり休めばいい。
あなたは、すがすがしい空間で愉しめばいい。
かつて、親が自分を損なっていたならば、
今、パートナーが自分を損なっているならば、
そう、自分を取り巻く人間関係が
良好とはいえないならば、なおのこと、
あなたは、自分とモノと、
自分と空間との関係を良好にしなければならないのです。
あなたは、モノであなた自身を
ねぎらいもてなす義務も権利も資格もある。
あなたは、空間であなた自身を守り
励ます義務も権利も資格もある。
だからもう、片づけられない、
捨てられないと言っている場合ではありませんね。
さあて、今日のあなたも、ごきげんな一日を!
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◎編集後記
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やましたさんが以前セミナーの中で、
「人間関係の質をよくする前に、
その手前があるんじゃないか。
それは、自分との関係が良好か。
自分と自分の関係が良好かどうかです」。
周りの人との人間関係に悩む以前に、
自分で自分を否定していないか?
と問い直す必要があると言っていたのです。
自分との関係が良好じゃないと、
他人との関係もなかなかうまくいきづらいですよね。
自己肯定感(自信)を急に高めて
いくことは簡単じゃないですが、
モノを選び、モノで自分をもてなすことで
すこしづつ自己肯定感を取り戻して
いくことができるのではないでしょうか。
断捨離は、目の前のモノから
変化を起こしていけるもの。
ぜひ、目の前のモノから
取りかかってみてくださいね。
渡辺万里子
PS
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興味があれば、こちらもどうぞ…
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What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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