断捨離® | やましたひでこ公式サイト

断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

 

ホーム  /  片づけないメリットー40代独身女性の場合ー

2015/06/18(木)

片づけないメリットー40代独身女性の場合ー

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2015・6・18 No.1358

<メルマガ登録>
※PC:こちら からご登録ください。
※携帯:こちらから空メールをお送りください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

—————————————————————————

◆今日の断捨離 「片づけないメリットー40代独身女性の場合ー」

—————————————————————————

おはようございます。
のやましたひでこです。

水無月18日、木曜日。

なんてこともない日々が続くことに
有り難さを覚えるこの頃。
梅雨空に一喜一憂できるのも大きな
自然災害に襲われていないからこそ。

豪雨、地震や火山の噴火といった
圧倒的な自然の驚異には、
ただ、呆然と立ち尽くすしかないですものね。

さてさて。

相変わらず、片づけられない、
てられないと悩んでいる人たちとの
お付きいが途切れることはない。

まあ、これが私のお仕事であるのだから
当然といえば当然のこと。

そして、未だに、これらのお悩みの
摩訶不思議さにつくづくと感心させられることは多いですね。

片づけたければ、片づければいいだけのこと。
てたければ、てればいいだけのこと。

その逆も、そう。

片づけたくなければ、片づけなければいい。
てたくなければ、てなければいい。

悩みの問題解決はいたってシンプル、
もともと、悩む必要など、どこにもないのです。

けれど、人々は悩む。

こんなザックリとした私の回答に、
悩んでいる人たちは決して同意はしないですよね。

片づけたいのに片づけられないから悩み、
てたいのにてられないと悩んでいるのですから。

そうですね、こんな悩みに合理的な
正論を持ち出しても、それは無駄。
悩みの中に佇んでいる人は、
どこまでも不合理の中にいるのです。

思うに、片づけられないという悩みも、
てられないという悩みも、
実のところ、片づける、てると
いった現象面に答えを求めても、
その解決からは遠ざかるばかりなのですね。

悩みの渦中にある人に正論を
繰り出してアドバイスをしたとしても、

「そんなことはわかっている」
「わかっているけど、そう出来ないから悩んでいる」

という、悩みの当事者もアドバイスを
した当事者も、双方が虚しい思いに
駆られるだけの場合がほとんどだと言っていいのかも。

つまり、私たちの多くは、もともと、
解決志向ではない性質<タチ>なのか、
いえいえ、そうではなく、
片づけられない、てられないと
悩むことで覆い隠された何かしらの
本人さえも気づいていない真の欲求があるようなのです。

さあて、片づけられない、
てられないと、悩みながらずっと
居続けることのメリットってなんでしょう。
行動を起こさないメリットとはなんでしょう。

そんなメリット、有るわけはない?
いいえ、有るのです!

こんなある方の例をお話ししましょうか。

40代の半ば過ぎの女性。
ずっと独身を通してきた。

独身の理由は、一人娘でずっと親の
面倒を見なくてはならなかったから、
その機会があったにもかかわらず、
結局は成就しなかったという
辛い痛みのある過去の記憶があるのですね。

さて、この女性、親の長い世話を経て
見送った後、思いがけない出逢いがあり、
男性との交際が始まる。

もちろん、両者とも、互いを心よく思っている。

もう、障害となる身内はいないのだから、
目出度く結婚へと心を弾ませても問題はないのです。

幸い、親が残してくれた彼女の独身の
献身の報酬ともいうべき財産もあることだし。

ところが、ここで彼女の悩みが一気に吹き出す。

片づけられない、てられないというこの悩み。
そう、恋愛や結婚の悩みではなく、片づけられない悩み。

可笑しいですよね、さっさと、
片づけて清々しい気分で遅れてやって
来た春を存分に愉しめばいいはずなのに。

実は、この女性、怖かったのですね。
また、かつての手痛い傷が蘇ってくるようで。

このお付き合いも成就せず、
あの過去の出来事よりももっと傷つくのではないのかと。

家を片づけることは、住まいに
溜め込んだモノたちをてていくことは、
自分自身の心をオープンにしていくことに他ならない。

閉塞空間を開放空間にすることは、
当然ながら、他者を受け入れ、
親密になることに許可を出すことでもある。

この女性にとって、片づいていない家は、
溜め込んだモノたちは、いわば、
最後の砦のようなもの。

これ以上、彼と親密になったとしたら、
自分のすべてをさらけ出さないとしたら、
それで、もしも、ガッカリされて
嫌われることになったとしたら・・・

受け入れたい思いと、それを怖れる思い。

その葛藤が、
片づけたいのに片づけられない、
てたいのにてられないのという
カタチに姿を変えている。

自分の勇気のなさを
「覆い隠してくれる」片づけられない悩み。
自分が傷つくのを怖れる気持ちを
「後押ししてくれる」てられない悩み。

どうでしょう、これが彼女の悩みのメリット。

もしも、あなたが、
片づけられない悩み、てられない悩みに、
ずっとずっとハマっているのだとしたら、
どうぞ、自分を振り返ってみて下さいね。

本当は、自分は何を怖れ、
何を隠そうとしているのかを。
本当は、自分は何を守ろうとしているのかを。

そう、とは自分を知ることが
できるツールなのですよ。

どうぞ、今日のあなたもごきげんな一日を!

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

片づけたいなら、片づければいい、
てたいなら、てればいい、、、

そんなことはわかりつつ、
なかなか行動に移せないのが私たち。

しかし、そこには、
行動しないがゆえに得ている
メリットもあるんですね。

さて、あなたが行動しない
メリットはなんでしょか?

わかったら、ぜひ教えてくださいね。

渡辺万里子

PS
貯金したいのに貯金できない…というのも
ありますよね。

お金の不安があるなら、
こちらを聞いてみてください。

http://123direct.jp/tracking/cr/Wm6WPhEs/198641/10199574

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

メールアドレス(必須):

 

下記の注意事項に同意の上、お申し込みください。

 

 

執筆者一覧

 

 

 

最近の投稿

 

サイト内検索

 

 

記事一覧

 

 

 

断捨離®塾について

外部サイト