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2014/09/11(木)
【やましたひでこ】断捨離と私の33年…
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・9・11 No.1078
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◆今日の断捨離 「断捨離と私の33年…」
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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
長月九月十一日、木曜日。
そうか、あれから13年が過ぎたのだ。
9.11
けれど悲惨な出来事は未だに世界中で
起きている。
この時のように衝撃的な映像が
繰り返し流されていないだけのこと。
そう思う。
私たちが知りえる情報は、
とても偏っていて、しかも、
ほんの僅かなことなのかもしれませんね。
◇◇◇◇◇
ところで、
私が断捨離を発信しだしてからも13年がたつ。
それまでの20年間は、
自分ひとりの試行錯誤の連続。
断捨離という実践哲学を、
日常の「片づけ」に落とし込んで、
いかにわかりやすく理解し、
いかに実践し、いかに体得していくか、
そればかりに心を砕く日々を
過ごしてきたように思う。
そうですね、「断捨離」という
「片づけ術のスタイル」があるのではなく、
片づけという「ひとつのフィールド」
を通して実践していく断捨離。
お蔭さまで、今は、
一人孤軍奮闘していた時からは
及びもつかないほど広がって。
日本だけにとどまらず、
韓国、台湾、中国で相次いで書籍が
ベストセラーとなり、
実践者は、アメリカ、ヨーロッパにも多くいる。
20年プラス13年=33年の私の断捨離の歴史。
かつて、私のヨガの師が、
ヨガは30年たってようやくわかるもの
と言っていたけれど、
私の断捨離も30年以上の年月がたったのだ。
この間、断捨離は、
どこまでも日常の営みとして、
私の傍らに寄り添ってきてくれたのですね。
さて、そんな私の日常の断捨離を
綴った本が出来ました。
はじめての書下ろし&撮り下ろしカラーエッセイ。
タイトルは、
『それでも私が捨てられなかったもの』
>http://123direct.jp/tracking/cr/p94gPJJ3/177751/10199574
ここに、
モノと私の「33の物語」と題した
「まえがき」を紹介させていただきますね。
*****
まえがき
モノと私の「33の物語」
この本には、私やましたひでこの
「お気に入り」たちが登場します。
といっても、あなたに
「スタイリッシュなライフスタイル」
を提案したいわけではありません。
「あのブランドのあの逸品」を
推薦するつもりも、
「お取り寄せ限定の幻のアイテム」を
紹介するつもりもありません。
そもそも入手困難なモノだって多いし、
手に入るモノでさえ、それをあなたに
即おすすめというわけではありません。
それどころか、五年後十年後には、
当の私がその「お気に入り」を
手放しているかもしれないのです。
冒頭から、ないないづくしのこの本。
では、この本に「ある」ものは何か。
それは、モノの裏側にひそむ「物語」です。
本書で紹介する「捨てられない」
ーいえ、「捨てたくない」もの。
身の回りのモノはもちろん、
食べものや住居など、モノと呼ぶには
いささか違和感を覚えるものもありますし、
決して洗練されているとは言えないものも。
それこそ、いろいろです。
それぞれの「お気に入り」たちには、
「お気に入り」に至るまでの物語があります。
すべてが愉【たの】しい物語ばかりではありません。
せつない想いを胸に、
手もとに置くことを選択した、
ちょっと悲しい物語だってある。
ただ、どんな物語であろうと、
ひもといていくと自分自身が見えてくる。
これぞモノを通じて自分を知る「断捨離」の醍醐味。
そういう意味では、この本は、
私が私を知るために書いた本と言っていいのかもしれません。
そして、もうひとつ。
「片づけ」の代名詞のように言われる
断捨離ですが、その言い出しっぺ、
やましたひでこがなぜモノへの思い入れを綴るのか。
そもそも断捨離とは、
ヨガの「断行」「捨行」「離行」の
頭文字をとった言葉。
執着を手放すための三つの「行」を、
片づけという手法に落とし込んだものです。
つまり、片づけを通して自分の執着を
見つめ直し、手放していくことを
「日常の行」としてやってみませんか、という提案です。
実際、ほとんどの人は過剰にモノを
持ち過ぎており、
まずはそれらを手放すことが、
断捨離における“通過儀礼”でもあります。
ところが一方で、
あるジレンマが生まれるようになりました。
「捨てる」ことに執着する人が
多くなってきたのです。
とにかく捨てて、モノを少なくすればいい、という考え方です。
私たちはどこまでも不器用ですね。
「モノが捨てられない…」
と悩んでいたと思ったら、
「モノを捨てなくちゃ…」
と悩み始める。
モノに執着するか、
行動に執着するかの違いで、
どちらにしても執着していることに変わりはありません。
いいじゃない、欲しければ手に入れればいい。
いいじゃない、飽きたのなら手放せばいい。
だって、断捨離とは、
モノを通じて自分を知り、
よりごきげんに生きていくための手法であって、
捨てること自体が目的ではないのだから。
これから始まる33の「物語」は、
そんな私とモノの、現在進行形で
移ろいゆく「縁」を切り取ったもの。
どこから読んでいただいてもけっこうです。
ときに熱っぽく、
ときに大いに脱線しながらも、
暮らしのセンスアップに役立つヒントを散りばめています。
さあ、私が選び抜いた
モノにまつわる物語をあなたに。
私の物語が、あなたと、
あなたが愛するモノとの物語を
紡【つむ】ぎ出すきっかけになることを願っています。
*****
私が気持ちのままに書き綴った本。
美しい写真とともに愛らしい本となりました。
どうぞ、お手に取っていただければ幸いです。
>http://123direct.jp/tracking/cr/p94gPJJ3/177751/10199574
有難うございます。
あなたとの出逢いに、いっぱいの愛を込めて。
やましたひでこ
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◎編集後記
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雑誌クロワッサンとコラボした
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ー断捨離事務局 渡辺
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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