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2014/03/31(月)

【やましたひでこ】自分への言い訳です

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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2014・3・31 No.914

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◆今日の断捨離 「自分への言い訳です」

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

弥生三月最後の日。

もうどこまでも春ですね。

冬色の服たちは、
その色が実際の服の重さ以上に、
心を重たくしてしまうよう。

そうですね、春になれば、
やはり春色の服たちで装いたくなる。

服とは、季節を纏う<まとう>
ものなんですね。

だから、この季節の変わり目、
この言葉が飛び交う訳で、
それはもう可笑しいくらいに。

「着る服がない!」

そう、毎年毎度繰り返される、
この小さな嘆き。

言うまでもなく、
実際にはクローゼットには
沢山の服が存在している。

でも、残念ながら、
そのクローゼットに堆積した服たちは、
かつての新鮮さを失っている。

僅か1年ほどの経過でしかなくても、
正直なところ、今、心が浮き立つ
ものではないのです。

今の私が、この時この場で、
心が浮き立つ服はなく。

かつての私が、あの時あの場で、
心が浮き立った服ならば、
それこそ邪魔になる程ある。

この現実を前にして、
私たちは「着る服がない」と、
嘆いているのですね。

さて、いつもならば、
すでに終わった関係の服たちが、
まったく着ることのなくなった服たちが、
なぜいつまでもクローゼットに、
堆積しつづけているのかを、
考察していくのだけど。

今回は、別の問題に焦点を
当ててみましょうか。

私は、こう感じる時があるのです。

捨てることは、私たちにとって、
とても罪悪感が伴うもの。

それが、たとえ着なくなって久しい服でも、
まったく着る気の起きない服でも、
どこも傷んでいないならばなおのこと。

でも、それと同じように、私たちは、
新しい服を自分に買い与えることにも、
少なからず後ろめたさがあるようです。

また、買ってしまった…
また、無駄使いをしてしまた…
また、どうせたいして着もしないのに…

そうやって、自分を責める、
もう一人の私もいるのです。

どうも、私たちは、
取り入れることも、
取り除くことも。

つまりは、私たちは、
自分に与えることも、
自分から手放すことも。

どちらにも抵抗感を覚えるクセがある。

そのモノとのご縁を、
出逢いと別れの間にある関係を、
思いっきり愉しむことに対して、
とても不器用な気がするのです。

どうでしょうか?

それは、一方で、消費行動を
あおられる社会環境にありながら、
また、その一方で、消費行動を諌め節約を
美徳とする観念の中にもいるせいか。

その相反する二つの状況の狭間で、
せめぎ合う二人の自分がいるせいか。

そうして、私たちは、買うにても、
捨てるにしても、なんだかんだと、
自分に言い訳しながらするのです。

心おきなく今の自分にふさわしい
服を与えることを愉しんで、
思いっきりその服たちを着こなす
ことを味わいつくし、それから最後は
潔く関係が終わったことを認めて手放す。

それが、断捨離の目指す服との関係。
もちろん、服だけに限った
関係ではありませんが。

そうですね、それはまず、
「着る服がない」という
アピールのような嘆き言葉が、
「今、着たいと感じる服がない!」と、
自分の気持ちを素直に表現する言葉に、
入れ替わった時可能となるのです。

さあ、遠慮はいりません。

この春、この心浮き立つ季節、
思いっきり軽やかに、
装うことを愉しんみましょうか。

有難うございます。
あなたとの出逢いに
いっぱいの愛を込めて。

やましたひでこ

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◎編集後記
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「着る服がない…」ありますね(笑)
特にこの時期は、毎朝そんな言葉を
呟いてしまいそうなものです。

さて、そういえば必要以上に
高級ブランド服を買い漁って身に纏い、
豪華なアクセサリーをたくさん付けている
「やたらとセレブっぽい人」がいますが…

実はそれって、目の前の相手や、
自分自身を攻撃する行為だったり
することがあるようです。

なぜ、そんな事が言えるか…というのは、
やはり「この感情」が関係していますが…

http://123direct.jp/tracking/cr/Sr6lDGCL/165857/12136453

―安永周平

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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