断捨離® | やましたひでこ公式サイト

断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

 

ホーム  /  【三枝陽子】むかつく・きれる

2013/06/08(土)

【三枝陽子】むかつく・きれる

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 三枝陽子

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2013・6・8  No.618

<メルマガ登録>
※PC:こちら からご登録ください。
※携帯:こちらから空メールをお送りください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

——————————————————————–

◆今日の断捨離  「みことば通信10_むかつく・きれる」

——————————————————————–

 

FROM 三枝陽子

 

ごきげんさまです。

 

『断捨離』編集担当、北海道断捨離会の
三枝(さえぐさ)陽子です。

 

※全国の断捨離会はこちら
http://dansharikai.net/

 

いまから12年ほど前、
新入社員だった頃、
上司に言われたことがあります。

 

「あなた一体いくつ!?」

 

と。

 

つまり、

 

「年齢ではなく”中身”が老けている!」

 

と。

 

そう言われた理由は、私が、
「塩梅」とか「手塩にかけて」
とか古風な言い回しをしていたからだと。

 

いずれの言葉も、梅や味噌などを漬ける際、
絶妙な塩加減でもって大事に作り上げる、育てる意。

 

そんなような感覚を伝えたくて、
仕事の場面で何気なく使ったのだと思います。

 

岐阜の田舎で生まれ、
母や祖母の漬け物や梅干しで
育ってきた自分としては、
自然に身体から出てきた言葉。

 

上司の指摘が意外だったのを
いまでもよく憶えています。

 

つまり、世代と言うより、
暮らしぶりが言葉に出る
というわけですね。

 

ーーー

 

「若者が身言葉を使わなくなっている」
と言われることがしばしばありますが、
PCや携帯、スマホで情報収集・交換することが
生活の大部分を占めている生活なら、
当然のことかもしれません。

 

身体というより、
脳ばかりつかっているのだから。

 

私ももちろん、
そうした文明の利器の恩恵を
享受しているひとりです。

 

ーーー

 

前回のメルマガで

 

・腹がたつ
・頭にくる
・むかつく

 

という3つの怒りの言葉を考察しました。

 

ご存知の通り、「むかつく」は
比較的新しい言葉です。

では、「むかつく」とはどういう成り立ちか。
「胃がむかつく」「胸がむかつく」
などから来ているのは想像に難くない。

 

でも、「胃」や「胸」から切り離されています。

 

もうひとつの最近の怒りの言葉、
「キレる」というのも
「頭がぷっつんした!」
と言った感じなのでしょうが、
「頭」とは言わず、ただただ「キレた」のだと。

 

まるで、怒っている本人が、
どこが「むかついて」
どこが「きれている」のか、
実感する間もなく発せられているよう。

 

「感情が、身体抜きで、感情単体で発露しちゃった!」
かのように。

 

流行り言葉には、怏々として、
こうした身体の省略語が見受けられます。
(ういてる、さむい、いたいetc.…)

 

断捨離は、モノが思考を反映する
と言いますが、このように言葉も、
知らず、思考・価値観を反映するもの。

 

あるいは、それを使うことで
その思考・価値観を強化させるもの。

 

案外こうした流行語というのは
自分たちの置かれている状況を知るのに
便利ではないかなと思うのです。
モノ同様に。

 

 

【今週ダンシャッたモノ:
3年も使っていたのに、
実はあまり気に入っていなかった冷蔵庫の
マグネット式ホワイトボード】

 

 

 

断捨離編集担当:三枝

 

 

 

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

三枝陽子

準備中

 

 

メルマガの登録はこちら

 

 

執筆者一覧

 

 

 

最近の投稿

 

 

 

断捨離®塾について

外部サイト