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2013/03/11(月)
【やましたひでこ】ならば、自分を変える?
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2013・3・11 No.528
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◆今日の断捨離 ならば、自分を変える?
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FROM やましたひでこ
ダンシャリアンの皆さま、ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
今日は、3月11日。
この日には、誰もが思うところがあるだろう。
巨大地震と津波、それにつづく原発禍。
あれから、もう2年なのか、僅か2年なのか。
遠い記憶なのか、今なお新しい記憶なのか。
当事者なのか、傍観者なのか。
どんなことであれ、位置取りが違えば、
その捉え方も解釈も違ってくる。
現実は決して変わりはしないのだけれど、
捉え方解釈は、それぞれに変り、変えられる。
どうか、今なおこの渦中にある方々の心の回復に、
祈りを捧げる1日でありたいと。
はい、ダンシャリアン、断捨離仲間のあなたへ、
今日は、やましたひでこからのメッセージ。
そう、暮らしを溢れる笑顔でいっぱいにするために。
そう、仕事を勇気ある挑戦で満たすために。
そう、人生をより果敢に生きていくために。
◇◇◇
先週の土曜日、
私やましたひでこの1dayセミナーを4か月ぶりに開催。
断捨離アドバンス・セミナー「悩みの断捨離」
悩みの断捨離だなんて言うと、
悩みをきれいさっぱり捨て去るみたいに思われるけれど、
実のところ、そうではなくて。
断捨離とは、視点を変化させていくツール。
だから、自在に視座を変えていくことで、
悩みそのものの解釈が変わっていくことは、
いくらでも体験すること。
断捨離とは、選択決断のプロセス。
そして、選択決断とは、思考停止状態から、
思考する力を回復させていくこと。
だから、悩みに対して、
堂々めぐりをする自分の思考回路からの脱出も、
可能となるのです。
起きた出来事は、変わらない。
起きた出来事は、変えられない。
周りの他者は、変わらない。
周りの他者は、変えられない。
変わらない出来事と他者、
変えられない出来事と他者。
それらに、エネルギーと時間を費やして、
さらに消耗を重ねるのであれば、
自分の悩みはさらに大きく深くなるばかり。
だから、自分を変えていく?
いいえ、それも違います。
「自分を変える」という一言で済ますのは、
ちょっとばかり思考不足だと。
自分を、出来事や他者に合わせて変えようとすると、
そこには、我慢と不満の蓄積が伴う。
我慢と不満の蓄積は、やがては、
自分の中に被害者意識を大きく育てることになる。
私ばかりが、なぜ、こんな目にあうのだろう?
それは、あの人のせい?
これは、自分のせい?
と、いったふうに。
他罰であれ、自罰であれ、
それは「責める」ということには変わりなく。
そして、「責める」という行為には、
なんら創造的なエネルギーはなく、
ひたすら破滅があるだけ。
ならば、どうしていこうか。
試みることは、挑戦していくことは、
悩みの中に棲み暮らしている自分から
「離れる」ということ。
そのためには、悩みの正体をあきらかに。
悩みの正体は、
私たちが守ろうとしている何かしらの「価値観」
悩みの正体は、
私たちが失うことを怖れる何らかの「価値観」
もしも、それら「価値観」に
固執することから離れられれば、
心は間違いなく軽くなる。
断捨離とは、囚われている「価値観」の手放し。
断捨離とは、「価値観」の新陳代謝。
価値観の防衛と、その防衛に伴う喪失への恐怖。
自分が、知らず持っている「価値観」を、
しっかりと意識上に上らせて、
きっちりと思考を加えていけば、
悩みからの回復への道筋は、
自ずと見えてくるのです。
そしてね、その「価値観」の問い直しは、
自分と「モノ」との「関係」の問い直しから、
スタートさせていくことが出来るのですよ。
どうでしょう。
有難うございます。
あなたとのご縁に、いっぱいの感謝と愛を込めて。
やましたひでこ
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
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この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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