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2020/07/22(水)

【川畑のぶこ】Q.真面目すぎる自分を変えたい

カテゴリー:.新着情報, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.真面目すぎる自分を変えたい

川畑さん、
様々な相談に対する温かな返答に
毎回勇気づけられています。
いつの間にかとても身近に感じています。

結婚して約10年
専業主婦であり子供は3人います。
2年前からパートに出ました。

久しぶりに社会に出てやっと、
自分は自己肯定感が低いのではないか、
自分をさらけ出すことが苦手なこと、
人と距離をとってしまうことなど、
様々な課題を自覚しました。

それから様々な本を読んだり、
断捨離に出会い、少しずつ
自分が変ってゆくのを感じています。

小学3年生の次男が不登校気味になり、
夫の両親も心配をしてくれています。

そんな両親が、私が真面目過ぎるから、
もっとおおらかになったらいいと
助言をしてくれました。

真面目であることは、自分にとって
大切な部分だと思っていたので、
そこを変えるように言われたので、
反応してしまいました。

横で聞いていた夫曰く、
かなり冷静さを欠いたやり取りを
両親としていたようです。

真面目さは自分の一部で、
それを変えることは難しいように思います。
けれど、真面目過ぎることは
変えていきたいです。

どのような心持ちでいたらよいか
助言をいただけたらありがたいです。

【のびのびのび・40代・パート保育士】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

いつもメルマガを
ご活用いただきありがとうございます。

身近に感じていただけているとは、
嬉しい限りです(^-^)

のびのびさんは、
久しぶりに社会に出られたとのこと。

誰でもしばらくは緊張するでしょうし、
適応するのに時間がかかることと思います。

ただ、2年立っても自分をさらけ出せず、
距離をとってしまうのであれば、
人の目(=人の評価)を気にしすぎて
しまっているのかもしれませんね。

もちろん、人に合わせることは
悪いことではありませんし、
社会人としてむしろこの要素が
ないとやっていけないでしょう。

ただし、それも程度問題で、
過ぎると人はバランスを崩して
病んでしまいます。

真面目さはのびのびさんの
長所であるというのは間違いないでしょう。

それは今後も大切にし続けたら良いと思います。

同時に、何事もコインの裏表です。

優しさが甘やかしになることもあれば、
誠実さが頑固さになることもあります。

真面目さが裏目にでると、
「波風を立ててはいけない=問題を起こしてはいけない」、
「失敗してはいけない=完璧にしなければ」
というような囚われが生じて、自分にも周囲に
緊張感をもたらす可能性があります。

波風を立てたり失敗したりすることが
許されないのなら、人間は皆
許されない存在になってしまいます。

それこそ自己肯定感が低くなり、
窮屈な人生ですね。

まず、ご自身に、
「ときとして失敗しても良いし波風を立ててもよい」
と許可を与えてあげてください。

それでも、人生はそれなりに機能すると、
信頼してください。

このような姿勢は自由をもたらしてくれます。

息子さんの不登校もしかりです。

おそらくのびのびさんが思い描いていいた「普通」、
すなわち、「毎日いきいきと通学する息子」
とは違うので、その差を修正しなければと
プレッシャーが働いているのではないでしょうか。

でも、何があっても毎日元気に通学することは、
「普通」とは呼ばず、「無理」と呼びます。

辛かったり、苦しかったり、
落ち込んだりすることがあったら、
休む、というのが普通です。

そしてその休み方は人それぞれです。

ですので、理想の「普通」の型に
自分や家族をはめこもうとせずに、
唯一無二の個性をそなえた
息子さんに合った型をみつける作業を
大切にされてください。

それぞれにバランスの取り方があります。

また、問題を解決する過程でも、
「誰が悪い」とか「悪くない」とかといった、
犯人探しモードで行わないことです。

このような姿勢は、さらに窮屈で
窒息しそうな日々をもたらすでしょうし、
誰も犯人にはなりたくないので防衛的になり、
周囲との調和どころかどんどん距離が深まります。

さまざまな状況(個人のパーソナリティー以外にも、
家庭内のシステムや社会システム)が絡み合って、
今起こるべきことが起こっています。

悪いのが何か(誰か)ではなく、
いいことは何かに意識を向けてみてください。

息子さんが登校することばかりに
エネルギーを注ぐのではなく、
まずはいかに息子さんが安らいで
充電できるかを考え取り組んでください。

また、非の打ちどころのない母になろうとせず、
まずはご自身が安らいで充電できることに
意識を向けてください。

一呼吸おいたら、
今与えられている目の前の課題から、
いったい私や息子は何を学べるのか、
愛ある好奇心をもって観察してみてください。

そして、この学びがのびのびさんにとっても
息子さんにとっても、人生の肥やしになることを
ぜひ信頼してください。

かならずしも失敗しないことが成功とは限らず、
失敗から学びとることが成功というのも
事実なのです。

恐れずに前進されますように!

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
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一人で悩んでいると、
どんどん深みにはまっていきます。
誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。

お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。

川畑のぶこへの質問・ご相談はこちらから

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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