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2016/07/04(月)

【やましたひでこ】家庭内ホームレス

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

文月7月4日、月曜日。
<旧暦六月一日>

先週、熊本の断捨離仲間を訪ねた。

幸い、その自宅は最小限の被害に
とどまり、医療者でもある友人一家は、
地域の被災された皆さんの身体と心の
ケアに以前にも増して精力を注いでいた。
私はその姿に頭がさがるばかりでしたね。

さて、震源地近くにある熊本空港。
着陸に備えて高度を下げる飛行機から
眺める家々の屋根はどれも鮮やかな
ブルー。その数のあまりの多さに、
あらためて被害の甚大さを思う。

それら家々の完全な修繕修理は、まだ
ずっと先になるという。それまで、
ブルーシートで覆って凌いでいかなく
てはならない。しかも、このシートも
劣化が早く取り替えを繰り返していか
なくてはならないとのこと。

熊本の困難、熊本の人々の難儀は
続いているのですね。そう思うと、
このブルーシートの鮮やかさが、
なおさら目に痛く映ります。

そうですね、家を失い居場所を
無くしてしまうこと。私たちに
とって、居場所が無いことほど
辛いものはないはず。

ところで、私は、この居場所には
二つの種類があると思うのです。

身体の居場所、つまり、適度な空間
という物理的な居場所。

心の居場所、つまり、この場が
自分の居場所だと思える気持、
心理的な居場所。

もしも、物理的な居場所が無い
としたら、それは、当然、気持ちの
ゆとりも無くし心理的な居場所も
無いということになる。

そう、ホームレスというのは身体と
心の居場所が自分にはどこにもない
という過酷な状況であるのですね。

けれど、物理的な居場所、つまり、
空間が十分にあったとしても、
そこが、自分の居場所とは思えない
場合はいくらでもある。

たとえば、大きな一軒家での独居暮らし。
誰と触れ合うこともないひとりきりの
暮らしならば、たいていはモノを溜め
込んで寂しさを紛らわせることになる。
それでは、心温まる自分の居場所とは
ならない。

たとえば、幾部屋もある家である
ばかりに家族はバラバラ、たまに
顔を合わせても無言、あるいは諍い
ばかり。それでは、心穏やかな
自分の居場所とはならない。

たとえば、十分に広い家でありながら、
散らかり放題、どこもかしこも
モノたちがはみ出して溢れている有様。
それでは、心休まる自分の居場所とは
ならない。

自分の居場所とは、

程よい量のお気に入りのモノたち
狭くもなく広すぎもしない空間
心地のよい人間関係

それら三つが揃って、はじめて
居心地のよい自分の居場所となる。

そうでなく、もしも、
家がありながら、自分の家に
居心地の良さを感じていないならば、
あなたはこう自分を称さなければ
ならない。

「家庭内ホームレス」

つまり、あなたが、
あまり家に居たくないならば、

つまり、あなたが、
早く家に帰りたくないならば、

つまり、あなたが、
外出を繰り返しているならば、

もしかして、自分は
「家庭内ホームレス」かも知れないと、
疑ってみる必要がありそうですね。

あらあら、「家庭内…」と頭につく
言葉は、どれもイメージが良くない
ものばかり。

家庭内別居
家庭内暴力

そうか、私は、こんな家の有様を
いっぱい見てきた。

「家庭内ゴミ置き場」と化した押入れ
「家庭内倉庫」と化した畳の和室。

そう、私は、あなたが、
家庭内倉庫で窮屈に暮らす
家庭内ホームレスでないことを
祈るばかりです。

さあて、今日のあなたも
家庭内ホームレスとならないためにも、
余計なモノをひとつでも
断捨離して下さいね。

それでは、ごきげんさまにて。

PS
「家庭内◯◯」に陥っていないかを
見極める。陥ってるとしたら、
状況をどう打開するか考える、、

感情に振り回されず、冷静に
考えて決断するには、
「思考の断捨離」が役立ちます。
詳しくはこちらから。

http://123direct.jp/tracking/cr/wDLTwxKZ/228384/18266578

PPS
プログラムに沿ってトレーニング
していけば、自分自身で答えを
出す力が身につきます。

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

週末、暑かったですね。

リビングにあふれた
「行き場のないモノたち」の
居場所づくりをしようと
思っていたのですが、、

暑さの前にあえなく断念。

ホットダンシャリに挑むには
覚悟と勇気が足りてませんでした。

来週こそは、、、!!!

–青野慶子

※「ホットダンシャリ」については、
今月のやましたひでこ断捨離塾で!
(7月10日から配信です)

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

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この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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