断捨離® | やましたひでこ公式サイト

断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

 

ホーム  /  【やましたひでこ】「変化」を上手に受け入れるには

2016/03/28(月)

【やましたひでこ】「変化」を上手に受け入れるには

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

弥生3月28日、月曜日。
<旧暦、二月二十日>

三月も最終週となりまして。

お蔭さまで、私の花粉症も終息の気配。
面白いことに、年季の入った私の花粉症は、
毎度三月の声とともに始まり、桜の開花
とともに終わってくれるのです。

おそらく、身体が春仕様になるのに
約ひと月かかるということ。

そうですね、何事も新しいことに馴染む
のには、それぞれ、それなりの時間が
かかるということなのでしょうね。

そうか、アレルギーとは新たな環境に
入る時に起きる摩擦現象なのかもしれません。

さてさて、春とは別れと出逢いの季節。

卒業と入学
転勤と赴任
転出と転入

私たちの人生は、今までの環境から
新しい環境への「引越」を何度となく
繰り返すもの。それが長い間の
慣れ親しんだ環境であればあるほど
離れることでおきる抵抗は大きくなるもの。

そして、これら「人生の引越」は
私たちの立場を見事なまでに
ひっくり返してくれる。

上級生だった自分は、
また、新入学の下級生に。

古参、古株だった自分は、
また、新参、新株に。

旧住民だった自分は、
また、新住民に。

この立場の転換をどう受け止めて
いくかも、それこそ自分次第。

立場の逆転、立場の転落とみるか。
立場の新陳代謝、立場の心機一転とみるか。

そう、同じことでも随分と違う。

前者であれば、気持ちは萎えるか、苛立つか。
後者であれば、気持ちは弾むか、浮き立つか。

ですよね。

ところで、先日、民放TV局の番組企画で、
とある人気者の引越に立ち会うことになって。
この人気者さん、私から見れば、
超タメコミアン、モノの山に埋もれた
魔窟の住人さんで、TVスタッフも
ブラックホールと呼ぶ程、家はゴミ・
ガラクタで悲惨な有り様なのだけれど、
本人は割と平然とここに24年間
住み暮らし続けていた訳で。

なので、私は尋ねてみた。

本当に引越をしたいのですか?
本当に片づけをしたいのですか?
本当に捨てたいのですか?

まあ、本当に?と念を押すのも
つまらない質問であるのは承知のうえ。
そして、案の定、その答えは明快でも
明確なものでもなく。おそらく、
新居への期待はもちろんあるものの
不安の方が先行しているに違いないのです。
なんといっても24年間の「慣れ」が
そこにあるのだから。

私たちは、新たな展開には戸惑うもの。
ためらいを起こすもの。そして、
立ち止まってしまうもの。
そんなものだと思っていたらいい。

でもね、これら気持ちの逡巡を、
さらに強めてしまうのがモノの山だと、
私は思うのです。

モノとは、固着剤。
モノとは、定着剤。
モノとは、拘束剤

つまり、モノが多ければ多いほど、
私たちはそのまま居付くほうを
選びたくなるのです。それは、
言うまでもなく、引越の大変さは
容易に想像できるものだし、
そんな大変な思いをするくらいならば、
という気持ちが無意識に働いてしまう
ものでもあるし、また、それ以上の
モノの呪縛があるのかもしれないと
感じることもある。

それが同時に、新しい環境、新しい立場の
ネガティブ要素ばかりを数え上げるように、
自分を仕向けるのですね。摩擦という
アレルギー反応を生じさせながら。

どうでしょう、
そんなふうに思いはしませんか。

さあて、今日のあなたも、
別れと出逢いの春を軽やかに進むためにも、
余計な固着物を捨てて下さいね。

それでは、ごきげんさまにて。

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

関係性は変化するもの、、

頭ではわかっていても、
毎度見苦しく抵抗してしまう私です。

軽やかに颯爽と対応する自分が理想なのに、
なかなか思い通りにはいかないものです。

「モノはちゃんと手放してるのに」
と思ったら、、、いえ、ありました。
机の上に書類が山積み。

これでは、見苦しさに拍車がかかるのも
無理ないかも。

今日はこの”山”、断捨離します!

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

<メルマガ登録>
※PC:こちら からご登録ください。
※携帯:こちらから空メールをお送りください。

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

メールアドレス(必須):

 

下記の注意事項に同意の上、お申し込みください。

 

 

執筆者一覧

 

 

 

最近の投稿

 

サイト内検索

 

 

記事一覧

 

 

 

断捨離®塾について

外部サイト