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2015/03/04(水)

【川畑のぶこ】 [Q&A] 私の子育ては間違いでしたか?

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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2015・3.4 No.1252

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◆今日の断捨離 「 [Q&A] 私の子育ては間違いでしたか?」

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Q:私の子育ては間違いでしたか?

 

高三男子・高一男子・小六女子の母親です。

 

フルタイムで働き、保育所や実家の
両親に助けられて子育てと勤務と
家事をしてきました。

 

何とか両立して続けてきたのですが、
実はどれも中途半端ということが
この一年で形となってきています。

 

夫はまじめで厳しく
(時間にも結果にも)、中途半端な
結果となった子どもの学業や生活に
怒りを隠せなくなっています。

 

早朝5時半起床、学年で◎番以内で
ならなければ部活をやめさせる、
守れないときは坊主になれ・・など
マイルールを決め、
家族が守れないと怒り、
怒鳴ることも多く、従っている状態です。

 

モラルハラスメントの状況と考え
「怒鳴らないでほしい」と訴えるの
ですが、
「正しいことを言っているのを
守らないのがいけない。
怒鳴らせているのはお前たちの方だ。
ちゃんとしてれば怒らない」と言われ
反論ができません。

 

子どもの生活態度
(片付けや早起きができない)や
成績が規準に及ばないことを指摘され
私も仕事をやめるよういわれますが、
子どもが幼いころから忙しさに
かまけていた負い目があるため
何も言えません。

 

高校3年生はほぼ浪人が決定し、
小6も中学受験に良い結果が出せませんでした。

 

今問題なのは高校1年男子です。
昨年の高校受験は地元のトップ高校の
受験をするよう親から言われましたが、
成績が及ばないこと等でその高校へは
行きたがらず、他の高校を志望し合格しました。

 

文化部に入部して熱心に活動しています。

 

しかし、起立性調節障害と考えられる
頭痛や吐き気で休むことが多く、
成績も底辺まで落ちてしまい、
履修単位も足りなくなる可能性がある
状況となっています。

 

一方で男親から
「志望校のランクを下げたから
トップグループに入らなくては
ならない。
50番以内でなければ部活を
やめさせる」と入学直後に言われ、
順番の締め付けが時とともに
厳しくなっています。

 

欠席しがちなことも成績が芳しくない
ことも隠している状態です。

 

先日、テスト結果提出を責められて
自分で偽造した順位結果を男親に渡していました。

 

部活を続けたい、責められたくない
気持ちがわかるだけに、
子どもが間違ったことをしたことを
私は注意できませんでした。

 

偽っていることが判明した時、
男親がどのように怒り、
罰を与えれるのか、恐ろしいです。

 

家から追い出されても構わないとも
思いますが、その時、小6の子はどうなるのか・・。

 

相当なストレスがかかってしまっている子どもを守りたい、
しかし間違ったことをしている、
やり直すためには私は仕事を辞めるべきなのか・・
何をすべきかわからなくなっています。

 

長い文章で申し訳ありませんでした。

 

【匿名希望様 49歳 医療従事者】

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FROM 川畑のぶこ

 

A:

保育所やご実家のご両親に助けられながらの
3人の子育て、よく頑張ってこられましたね。

 

子育ては人の手を借りること無しにはできません。
保育所やご両親には感謝ですね。

 

父親の理想通りではないにしろ、
お母様ご自身がここまで
「その時点でのベスト」をつくしながら
一生懸命やってきていることは
間違いないと思います。

 

そのことを認め、
どうかご自身を褒めてあげてください。

 

さて、これまでを振り返って
今後どうするかということに関しては
どうするべきかと考えるより、
ご自身がどうしたいかということを軸に
考えてみることをおすすめします。

 

子育てに「正解」を見つけることは
安易なことではなく、全ての子どもに
とって、また全ての親に取って、
これが正解というものも無いでしょう。

 

あるとすれば、愛を持って育てる、
ということにつきるのではないでしょうか。

 

無論、愛は甘やかしではありませんし、
愛の表現は人それぞれ違うでしょう。

 

ただし、正論をかざして、他人の権利を
奪うことをしてはいけません。

 

「成績がトップであることが正しい」
という父親の論理は、あくまでも
個人的なものであって、
本当にその論理が家族の全てや
世の人々の人生を豊かに幸せに
するかという視点ではNOなのです。

 

父親からすれば、
「将来苦労して欲しくない。
幸せになって欲しい」という気持ち、
すなわち彼なりの愛の表現かもしれません。

 

ただし、それが我が子にとって正解か
どうかはわかりません。

 

あくまでも
「我が子のケース」「我が家のケース」を
丁寧にみていく必要があります。

 

人生の目的は幸福を体験すること。

 

この視点に立ったときに、どの選択が
正しいのか、振り返ってみていただきたいです。

 

ご自身の怖れは
「父親の言う通りで、成績が芳しくないのは
私の育て方が間違っていたから」
と思いにあるかと思いますが、
それは心のどこかでお母さんご自身も
「成績がトップであることが正しい」
という父親の非合理的な価値基準を
採用してしまっていることによって
わき起こってくる罪悪感でしょう。

 

事実は、世の中には成績の良い人も
いればそうでない人もいる。
ただし、成績が良い人間だけが
幸せになるわけではなく、
成績に関わらず、子どもはそれぞれの
豊かで魅力的な個性をもって、
それぞれの人生を切り開く能力を
生まれながらにして持っている。

 

彼らなりに幸せに生きることは可能だ。
ということが事実で健全ではないでしょうか。

 

「私(たち)」のケースはいったい
何が健全かといまいちど考え直してみて欲しいと思います。

 

また、人生における大切な判断を
下すのに逡巡した結果、
どうしていいか分からないときには、
頭で答えを出そうとするのではなく、
心で答えを出してみることです。

 

どうか母親の直感を使ってみてください。

 

直感とは知性以外からくる叡智です。

 

PS
水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)

 

あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。

 

質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

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◎編集後記
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1年ぶりの開催となる、
川畑さんのセミナーが
4月に行われます。

 

実例をとりいれながら、
わかりやすく楽しく学べる
セミナーです。

 

次回の開催が未定ですので、
お見逃しなく…

http://123direct.jp/tracking/cr/T8CzDOAy/190611/10199574

ー渡辺万里子

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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