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2012/08/29(水)

【川畑のぶこ】大切な、、、

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2012・8・29  No.334

 

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◆今日の断捨離   大切な、、、

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FROM 川畑のぶこ

 

 

溜め込むと病むもの…
それは部屋の中のモノにとどまらない。
私達が日常的に使うもので、目には見えないけれど
溜め込みがちなものがある。

 

それは「言葉」。

 

人間が社会的な動物である以上、円滑なコミュニケーション=円滑な人間関係は大事。
もちろん、「沈黙は金なり」という格言があるように、
円滑な関係をは育んだり、維持したりするのに、
あえて波風を立てないよう、黙っておいた方がよいことも多々あるだろう。

 

それぞれの場面に応じて、何が有益か意識して使い分けるのは賢いこと。
ただし、波風を立てないことばかりに注意がいってしまい、
常に自分の言葉を飲み込んでしまうのは、ちょっと問題。

 

自分が大切だと思っていることや、
気がかりに感じていることを伝えたい気持ちはあるけれど、
それを伝えたら相手から好ましくない反応があるのではないか。
そんなことを恐れて、言葉を飲み込んでしまう人も少なくないのでは?

 

もし我慢して言葉を飲み込んだなら、
伝えたい気持ちや相手に抱いている思い・感情も一緒に消えてくれるだろうか?
それならば言葉を飲み込むもよし。

 

ところが、残念ながら答えは「NO」。

 

言葉は飲み込めば飲み込むほど、消えるどころか溜まっていくのだ。

 

定期的に、そして適度に噴火していれば大噴火には至らない活火山のように、
私達の心も、伝えたい思いを伝えずに、言葉を心の中に溜めていくと、
表面的には穏やかに見えても、内面では沸々とマグマが煮えたぎっていて
やがていつか大噴火を起こすなんてことが起こる。

 

なんとなく不機嫌な妻に、夫が「何かあったのか?」と尋ねる。
妻は「別に、なんにも」と応える。

 

明らかに何かある…

 

妻は必死に言葉を飲んで、言いたいことを抑えるも
非言語的な態度の中に、すでに言葉はタラタラと漏れている。
ポジティブにすっきり出すのではなく、
ネガティブにタラタラと…そして慢性的に。
やがて溜まりに溜まった言葉が、
…たとえば夫の仕事が立て込み深夜帰りの続いた週末、
二日酔いでの朝帰りなどといったイベントなどで、
一気に爆発するのだ。
いちど堰を切ったなら、もはや言葉は留まることを知らない。
あのときのこと、そのときのこと、あの人のこと、その人のこと。
夫が「いつからそんなのことを思っていたのか!?」と尋ねれば
「10年前からよ!」と、実に結婚当初に遡るなんてサプライズもあったりする。

 

このような状況下においては、
もはや健全なコミュニケーションは不可能だ。
健全な人間関係の維持も、膨大なエネルギーを要するし、難しいだろう。

 

雨降って地固まるという考え方もある。
最善を尽くしてそうなったのならそれもありなのだろう。
だけれども、できることなら、最初から余計なエネルギーはできるだけ使わずに
健全なコミュニケーションをしたいもの。

 

言葉を溜めずに、適度に口から出すことは、
互いのニーズを確認し、満たしあうための大切なプロセス。

 

もちろん、言葉の選び方や伝え方が重要なのは言うまでもない。

 

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