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2012/07/30(月)

【やましたひでこ】「観念」にとらわれる

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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2012・7・30 ツꀀNo.305

 

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◆今日の断捨離   「観念」にとらわれる

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FROM やましたひでこ

 

ダンシャリアンの皆様、ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 

暑中お見舞い申し上げます。

 

「暑いですね」が、挨拶言葉として飛び交う日々・・・
そんな文月七月も残りあと二日に。

 

相変わらず出張で移動が続く私はといえば、
航空機、列車タクシー、滞在ホテル、講演会場、
すべて冷房の中。

 

そうですね、外の暑さとは、まったく無縁の生活。
これって、有難いようなことでもあり、
また、そうでもないのかもしれなくて。

 

ああ、どういう位置取りに立って、
どこに焦点を当てるかで、
物事との関係は、たちまちにしてその色を変える。

 

やはり、今はね、酷暑に晒されていないこと、
感謝で過ごすとしましょか。

 

はい、ダンシャリアン、断捨離仲間のあなたへ、
今日は、私、やましたひでこからのメッセージ。

 

そう、人生の質をあげるために。
そう、人生の「ごきげん」度UPのために。

 

***

 

それにしても、思うこと。

 

私たちは、諸々様々なことの被害者であると。
私たちは、無自覚無意識でいると、容易に被害者に成り果てると。

 

これは、なにか事件犯罪の被害者というい意味ではなくて。

 

そうですね、敢て、誤解を怖れずに言うならば、

 

私たちは、観念の被害者。
私たちは、その観念・価値観に基づいた思考の被害者。
私たちは、その思考にともなう感情の被害者。

 

たとえば、「せっかく」という観念の被害者。
たとえば、「もったいない」という価値観の被害者。
たとえば、「めんどくさい」という感情の被害者。

 

言いかえれば、「こうあるべき」「こうあらねば」という、
「べき」と「ねば」の被害者。

 

私たちは、「べき」と「ねば」を、他者に期待して、
それから外れる他者の被害者として自分を位置づける。

 

「だって、あの人のせいで・・・」と他者を責めるづける私たち。

 

私たちは、「べき」と「ねば」を、自らに強いて、
そこから外れる自分を、自分の被害者におとしめる。

 

「だって、私はダメ人間だから・・・」と自分を責め続ける私たち。

 

そう、「責める」ということは、自分の被害者意識のなせる技。
そう、自分を被害者として位置づけるからこそ、責めることができるのです。

 

でもね、その「べき」と「ねば」は、どこからやってくるのかしらね。
だからね、この「べき」と「ねば」の拠り所を、あきらかにしておいたほうがよさそう。

 

それは言うまでもなく、自分が取り込んでいる観念・価値観から。

 

断捨離は、「観念」自体にはジャッジは加えはしないけれど。

 

けれど、断捨離は、「観念」に、こう問いかける。

 

この観念は、今の私をごきげんにしているかしらと。
この観念は、今の私に制限を加えてはいないかしらと。
この観念は、今の私にどんなふうに「機能」しているのかしらと。

 

断捨離が、焦点を当てるのは、常に「関係性」

 

それは、モノとの関係を自らに問いかけていくのと同じように、
断捨離とは、自分と観念の関係も、ひたすら問い直していくのです。

 

いかがでしょう。

 

有難うございます。

 

あなたとのご縁にいっぱいの感謝を。

 

 

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「収納術」への問いかけをした本を書きました。
いわば収納術へのアンチテーゼ・・・7月28日発売です。

 

「知識ゼロからの脱収納の断捨離入門」やましたひでこ<幻冬舎>

 

 

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あなたが「観念」と自分との関係を問い直したいのなら、
こちらの断捨離通信講座から初めてみてはどうでしょう。

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この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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