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2025/09/10(水)

【川畑のぶこ】ママ友からの贈り物が負担です。

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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【Q】48歳、2人の子ども
(18歳の息子と、この春私立高校に
入学した16歳の娘)の母です。

ご相談したいのは、娘の同級生の
お母さんとのお付き合いについてです。

その方とは同年代で、たまたま家も近く、
子ども同士も仲が良くなったことから、
親同士でも気軽にランチに行ったり
出かけたりするようになりました。

とても良い方なのですが、
困っているのが「会うたびに必ず何か
をくださる」ということです。

特に旅行などではなく近場に出かけた時
でも「お土産」と言って
お菓子を買ってきてくれたり、

「この前は娘がお世話になったから」と
ハンカチをくれたり、理由がなくても
「これすごくいいから使ってみて」と
ハンドクリームをくださったりします。

高価なものではないのですが
(おそらく1,000円前後)、
頻度が多いため、私にはかなりの
心理的負担になっています。

センスが悪いわけではなく、
嬉しいと思うものもあります。
ただ、好みに合わないものもあり、
そのたびにどう扱えばいいか悩みます。

娘の目もあるので
簡単に処分することもできず、
ますます気が重くなります。

「どうして毎回くれるのだろう? 
私はそんなことしないのに」と
戸惑います。

ありがたい気持ちも
もちろんあるのですが、

何度も受け取るうちに
「また次も何かいただくのでは」という
思いが先に立ってしまい、正直付き合い
自体をしんどく感じることもあります。

彼女はとても人が良く、
気が弱い面もあるようで、いつも人に
気を遣っているように見えます。

そんな部分も見ているので、
無下に断ると傷つけてしまうのでは?
という予感のようなものも働きます。

でも、このままではきっと変わらず、
また次に会った時に
何かをくださるのだと思います。

どんなふうに関わったり、
お断りしたりすればよいか、
アドバイスをいただきたいです。

【マドレーヌ・40代・女性・
     専業主婦・神奈川県】

【A】ご相談くださり
ありがとうございます。

マドレーヌさんは相手の人柄や
ご縁自体は快く感じつつも、
いただきものが多すぎて
負担になってしまうのですね。

なぜママ友が
こんなにモノをくれるのだろうと
マドレーヌさんは疑問とのことですが、
まず、ママ友が毎回贈り物をする背景
にある心理を見ていきたいと思います。

おそらく彼女は
人に気を配りすぎるタイプで、
人と繋がるのに好意を示す手段として
贈り物を選んでいる可能性が高いです。

「私はあなたの敵ではありませんよ」
「仲良くしてくださいね」と、

友好な関係を築きたい気持ちの表れで
あり、本人にとっては自然な振る舞い
なのだと思います。

そのようにモノを渡し、
受け取ってもらったことで、
気持ちをわかってもらえたと
安心しているのかもしれませんね。

夢にもマドレーヌさんに負担を与えて
いるとは思っていないことでしょう。

マドレーヌさんも相手の気持ちを
無下にしたくないので
合わせていることと思いますし、
それもまた友好の証としての
儀式となっていることと思います。

ただし、この状況が続くと
関係性が重くなってしまい、

マドレーヌさんが不快に思って
相手を避けるようになれば、それは
相手が意図する状況ではありません。

また、マドレーヌさんが抱く感情は
決して心が狭いからではなく、
相手との適度な距離感を大事にしたい
という健全な感覚です。

モノを渡したい相手に合わせてばかり
いては、モノを欲しくない私が
消耗してしまいます。

相手がモノを渡すことで安心するタイプ
の場合、ただ拒否すると傷つけてしまう
ことがあります。

ですので、「あなたの存在だけで十分」
「会えること自体が贈り物」という
メッセージが伝わるように
コミュニケーションを
心がけてみてください。

例えば、ハンカチをいただいたときに、

「ありがとう。素敵ね。でも○○さんと
 おしゃべりする時間そのものが、
 私にとって一番のプレゼントなので
 本当に気を遣わないでね。散財させて
 しまって申し訳なく感じてしまうので」

など、まず、相手の気持ちは受け取りつつ
感謝はきちんと伝えることで、
相手も安心することと思います。

同時に相手への配慮として
贈り物を控えるようやんわり促してみます。

また、ぜひ断捨離を始めたことを
伝えてみましょう。

モノの管理が大変で、
最近、断捨離を始めたこと、
これ以上モノを増やさないことを
大切にしていること、

モノより気持ちや共にいられる経験
そのものを大切にしたいことを伝えれば、

相手を責めることなく、自分の価値観や
ポリシーによりモノを断っていることを
明確に示すことができます。

断酒している人にお酒を贈らないように、
あるいは宗教上の理由で食べ物を避ける人
に無理に勧めないように、相手も
「そういうことなら仕方ない」と自然に
理解してくれるのではないでしょうか?

お相手もマドレーヌさんがダンシャリアン
と知れば、自分を否定することなく
マドレーヌさんが大切にしている生き方
を尊重しようと思ってくれるはずです。

そうでなければ真の友とは言い難く、
人間関係自体の取捨選択が必要なのかも
しれません。

ー川畑のぶこ

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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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