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【小松易】「やること」よりも「やめること」
2025/08/01(金)
【小松易】「やること」よりも「やめること」
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
仕事をしていて、このような感覚を
覚えることはありませんか?
・忙しいのに、なぜか成果が見えづらい
・なんだか効率が悪い気がする
実はそれ、仕事の中に
【ムダな動き】が紛れ込んでいる
サインかもしれません。
たとえば…
・頼まれて作ったけれど、
結局使われなかった資料
・ずっとあるけれど、
誰も読んでいないマニュアル
・効果が見えないまま、
なんとなく続けている作業
こうした“成果につながりにくい動き”が、
気づかないうちに、
少しずつ時間やエネルギーを
奪っているのです。
こういう時こそ、必要なのが
「何をやるか」ではなく
「何をやめるか」を考える片づけです。
たとえば——
・毎回探してしまう道具や書類を、
手元にまとめ直す
・効いていない作業ルールを見直す
・「この手順、今でも必要?」と、
周囲に相談してみる
そうした一つひとつの見直しが、
「本当に必要なこと」だけに
集中できる土台になります。
これは、“選択と集中”という
経営の考え方と同じ。
会社全体で見れば、
収益につながるところに
力を集めることが重要ですが、
現場にできるのは、
「ムダな動きを減らす整え」なんですね。
だからこそ、
「なんとなくやっていること」を
一度止まって見直すこと。
それが、働き方を変え、
チーム全体の成果を上げていく力に
なります。
そしてこれは、家庭でも同じです。
・あるけど使っていない家具や家電
・「これ、どこにしまうの?」と
パートナーに聞かないと分からないもの
これらも、見直しのサインです。
「もう使っていないかも」と感じたら、
手放してみるタイミングかもしれません。
一つ手放せば、
ひとつ気持ちが整います。
まずは、
今日の作業の中で一つだけでも、
「これ、本当に必要かな?」と
問いかけてみてください。
あなたの片づけが、
あなた自身の働き方を
そしてチーム(家族)の動きまで
きっと変えていきます。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
いつもあなたを応援しています!
小松易
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◎編集後記
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はい、私も自覚しています。
「なんとなくやっていること」の
なんと多いことでしょう(^◇^;)
人生経験が長くなればなるほど、
その「なんとなく」しみついた習慣や
価値観はガンコで、変えづらいものになる
のもまた事実で、厄介なこと。
「それ、本当に必要?」 そのひと言は、
5年後10年後の自分を助けてくれる
愛ある問いなのですよね、きっと。
今日から1日1回、
自問タイムを設けてみようと思います。
山本 響子
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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