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2023/02/15(水)

【川畑のぶこ】Q.中間管理職の立場に悩んでいます

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.中間管理職の立場に悩んでいます

初めまして。

52歳、
地方の市役所に勤めて34年になります。

職業柄出来て当たり前、
間違いは許されない、
というお仕事で、

最近は中間管理職にもなり、
仕事の管理や部下との関わりも
さらに多くを求められるけど、
報われない毎日を過ごしています。

おそらく人との関わり方が
上手ではないのかなと思います。

やらなきゃと気合いが入り
パワハラと言われてしまい、
やる気がダウンしてます。

辞めるにも手に職があるわけでもなく、
と言い訳しながら
毎日お仕事に励んでいます。

辛い毎日から脱出するための
考え方などありましたら、
アドバイスいただきたくお願いします。

【玖美・50代・女性】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

上からも下からも
求められることが多くなる
中間管理職ならではの、
玖美さんの苦悩が伺えます。

ミスが許されない現場となればなおさら、
その重責に押しつぶされる
思いなのでしょう。

そのような現場で34年も
勤めていらっしゃる玖美さんですから、
優秀であることは間違いないでしょうし、
その分、周囲の期待も
大きくなるのではないでしょうか。

玖美さんが50代ということであれば、
「気合い」や「忍耐」や「根性」に
馴染みが深く、それらに美徳を
見出す昭和世代かと思います。

現代であれば過度と
言わざるを得ない叱責も、
当時であれば先輩や目上の人々の
厳しさによる愛のかたちと
受け止めていたこともあると思います。

そのような関わりを無意識のうちに体得し、
モデリングして部下と関わっていることも
多いのではないでしょうか。

このように健全な関わり方を
学ぶ機会が与えられなかったという意味では
玖美さんも社会の犠牲者であると思います。

ハラスメントは
相手の受け止め方や感じ方にもよるので、
当時であれば良かれと思っての言動で
許されていたことが、
現代では明らかにルール違反となり
指摘されることもあるでしょう。

いったいそれは
業務上の適切な指導や指摘だったのか、
それとも人格や尊厳を傷つける要素が
含まれているのか、
自身をモニタリングしながら
相手を尊重して丁寧に関わることは
大切となってきます。

ハラスメントは従業員の士気を低め、
パフォーマンスを低下させてしまいます。

管理職になったことを機会に、
時代に適応するべく、
健全な関わり合いを再度学習する機会が
与えられていると受け止め、

心のオープンさと謙虚さを、
また好奇心をもって
職場のコミュニケーションや
関わり方を学んでみてください。

ハラスメントに関しては、
2022年にパワーハラスメント防止措置が
全企業に義務付けられました。

これに伴い、政府からも動画を含む、
学習ツールが提供されています。

以下に厚生労働省の資料のリンクを
いくつか貼っておきますので
お時間の許すときに
ぜひ学んでみてください。

【動画で学ぶハラスメント】
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/movie/

【パワーハラスメント資料】
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000611025.pdf

また、
職場ではストレスが溜まることも
多いと思いますので、

玖美さんがリラックスしたり
楽しんだりする時間を積極的に、
そして日常的にとるように
心がけてください。

私たちは辛いことがあっても、
その分安らぎや楽しさがあれば
バランスが保てます。

仕事人間の真面目な人は、
すべての問題を解決してからでないと
休んだり、くつろいだり、楽しんだりしては
いけないと考えがちですが、

ときに問題を解決するためにも
心身のチャージが
優先されることもあることを
知ってください。

リラックスしたり楽しんだりする
自分自身の時間は、
私たちをクリエイティブにしてくれますし、
未来に対して前向きな気持に
させてくれます。

それは友との時間かもしれませんし、
自然と触れ合う時間かもしれません。

また、
自分が関心のある分野の
探索かもしれません。

ぜひ、
玖美さんが心のときめきを持てることに
勤しむ時間をつくってください。

私たちは自分自身に優しくなれると、
自然と相手にも優しくなれるものです。

この優しさは、
ときに厳しさよりも
相手を動かすパワーとなり得ます。

優しさとは弱さではなく強さなのです。

ぜひ優しさを大切に
これからもお仕事をがんばってください。

– 川畑のぶこ

P.S.
★自分自身に優しく生きる
 〜マインドルフネスデー
 (川畑のぶこファシリテーター)

in 関西(2月26日)
https://mindfulness2023-02.peatix.com

in 九州(3月26日)
https://mindfulness2023-miyazaki-3.peatix.com

※こちらは NPOハートシェアリング
ネットワーク様の主催です

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◎編集後記
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今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
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お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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