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2012/03/21(水)

【川畑のぶこ】親の生き方、子の生き方

カテゴリー:メルマガバックナンバー

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」

2012・3・21 No.174

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ダンシャリアンの皆様、ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

水曜日の担当は
断捨離のメンタル担当、川畑のぶこ女史。

今日、お届けするのは、
出張の途中で訪れた、
いとこの工房でのお話。

親の生き方は、
子どもの人生に大きく影響します。

セミナーに来られる受講生さんからも
よく伺う話ですね。

はい、ダンシャリアン、断捨離仲間のあなたへ、
今日も、メールマガジンをお届けします。

あなたとわたしの「ごきげん度」UPに、
より貢献できることを願いつつ。

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◆今日の断捨離 親の生き方、子の生き方

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FROM:川畑のぶこ

先日、九州出張のついでに、従妹の工房を訪れ宿泊した
そこは、数年前に彼女が入居するまでは老夫妻が住んでいたが
収集癖があり、体も不自由だったそうで、ごみ屋敷だった

家の中のみならず、
車庫のコンクリートには生ごみ臭が染みつき
庭を耕せば、土の中から鍋ややかん、
殺虫剤の缶まで出てきたという

大変だったんだな、両者とも…
切なくなってきた

そんな空間が、今は彼女の手によって見事に断捨離され
すっきりゆったりの呼吸空間へと変貌を遂げた

彼女のアートも呼吸していきいきと輝いている

杉木立に囲まれた静かな工房で、時を忘れる

この空間には時計がひとつもない
そう、まさに時を忘れる空間なのだ

私も愛用している彼女の器でお茶をすれば
旅の疲れも一気にとれた

そんなダンシャリアンの鏡のような
彼女の仕事場とはうらはらに
彼女の実家はといえば、
以前訪れたときに比べかなりモノが増えていた

無論、これは彼女の親(私の叔父叔母)の領域なので
むやみに手出しはできない

彼女が断捨離をし始めたところ、母親は快く同意したものの
父親が過剰に反応し、徹底的に抵抗を示したのだとか

頑固一徹の父親は長年体育教師をしていたので
教え子たちからの贈りものがいっぱいある

特に、記念品として置時計を毎年のようにいただいたよう
各部屋に3~4個の置時計がある
トイレにも2つ置時計がある
家全体で17個の置時計がある

まさに時計の館だ

ほとんどの時計は動いておらず何年も電池切れ状態
動いているものも、時間があっていないものばかり
父親も存在を忘れていたはずの時計もいくつもあるので
せめてそれだけでも整理してはどうかと娘が促すなら
父親はなんと全ての時計に電池を入れ始めた
彼女は半ばあきれた状態で、
それでも「まあ、父親の価値観だし、
そもそもここは親の家。私は居候」と冷静に受け入れた

さて、その晩から家じゅうの時計が時を刻み始めたまではよかった
が、これらの置時計、教え子たち全員がお金を出し合ったなら、
それなりの予算となるため、ほとんどが高価なからくり時計だった

贈られる側の教師の目線ではなく
贈る側の予算を軸に選ばれたものだ

定刻になると、それらの時計が一斉に時を告げる

東側の時計の鐘がカンカンカンカーンと鳴り響けば
西側の時計の鼓笛隊は回転しながらトントコ太鼓を叩く
南側の時計のブラスバンドはプップクプーとラッパを鳴らし
北側の時計のハトたちはポッポポッポと鳴く

40年の教え子総出さながらの大合奏だ

娘はあいた口がふさがらない
が、父親は顔色一つ変えない

~それぞれの価値観~

娘は己に言い聞かせた

数日後、愛情をこめて
その置時計たちを「サウンドオフ」モードにした

父親は何も言わなかった

彼女の工房に時計がないのは、こんな背景もあるようだ

そう、親は教師にも反面教師にもなってくれる
彼女は静寂の豊かさを知りそれを愛しむ
親との同居から自立して、
工房で自由な一人暮らしをするようになる

さて、彼女の実家の置時計は、
どんなに探しても一つだけ居場所が特定できず
いまだに昼夜かまわず時を告げているらしい

父親が、我が教え子代表のその時の音を聴くたびに、
かの時代に思いを馳せてほくそ笑んでいることを祈る

What’s danshari ? ツꀀLet’s danshari ! ツꀀViva danshari ♪
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