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2022/05/18(水)

【川畑のぶこ】Q.友人に距離を置きたいと言われました…

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方からいただいた、
川畑のぶこへの相談をシェアします。

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Q.友人に距離を置きたいと言われました…

いつもメルマガを楽しみにしています。
今日は、友人についてご相談させてください。

最近、昔からの友人に
「距離を置きたい」と言われました。

その事実にとても戸惑っています。
というのも、これまで、
私が彼女のわがままに付き合い、
ずっと被害を被っていた側だからです。

例えば、
彼女が発言したことで、
私が他人から怒られたり、

彼女に調べことを頼まれて、
時間をかけて調べて後日伝えたら、
「あっもうその件はいいや」と言われたり、

以前から約束していた旅行を
当日にドタキャンされたりと
かなり振り回されてきました。

私もなぜそんな人とずっと友人でいるのか
わからなくなっていたので、
今回のことは良かったのですが、

なぜ彼女から距離を置きたいなどと
言われなければいけないのかと
腹立たしいような、悲しいような
なんとも言えない気持ちでいます。

この事実に対して、
私はどのように向き合えばよいか
教えていただけないでしょうか?

よろしくお願いします。

【クローバー・40代・専業主婦】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

昔からの友人に突然距離を置きたいと
言われるとは、とりわけクローバーさんは
いろいろな場面でご友人に気を遣ってきた
のであれば、本来なら、感謝されていいはず
という思いが湧いてくるでしょうし、なおさら
ショックだったことと思います。

このような人間関係における摩擦や事件は、
衝撃や不快感をともないますが、実は双方の
課題を浮き彫りにもしてくれるまたとない
チャンスでもあります。

クローバーさんのメッセージで
気になった点に、「私は被害を被っていた側」
と認識されているところがあります。

心の底では、ご友人は加害者でご自身は
被害者と思っていらっしゃるのですよね。

そうであれば、改めて、友情とは本来、
加害と被害の関係にあるものなのか?
と問い直してみます。

この友情関係には
不健全さがあったのでしょう。

おそらく、相互に
依存的なものだったのかもしれません。

すなわち、クローバーさんのケースでは、
自身では満たしきれていない自己肯定感を
充たすための手段として相手を使って
しまってはいなかったかを振り返ってみると
気づくことがあるのかもしれません。

相手に「いい人」という評価を得たり、
誰かに必要とされたりすることで
自分の価値を確かめたいと無理に
相手に合わせていなかったでしょうか。

どこかに
「こんなわがままなあなたに
 つきあえるのは私ぐらいのもの。
 あなたは私という存在がいてラッキー。」
という表面化されない優越感や自負心は
なかったでしょうか。

私は私のままでもOK、友達なのだから許し合
えるしわかり合える、と基本的な信頼がある
関係なら、クローバーさんも頭にきたときは
頭にきたことを伝えられるはずです。

「あなたの言動のせいで
 私にとばっちり来たわよ!」とか、

「えー!せっかく時間をかけて調べたのに
 ショックー!早く言ってよー!」とか、

「えー!ドタキャン!?
 楽しみにしていたのにー!」

と不平を伝えたり、埋め合わせを
リクエストしたりするなどして、主従で
なく対等な関係でいられると思うのです。

言いたいことを飲み込んで
相手に合わせているので
振り回されていると感じてしまいます。

今回の出来事は、クローバーさんは
相手に対して自分を卑下する必要は
まったくないのだから、今後は
振り回されない対等で健全な
人間関係を構築していきましょう、
というメッセージなのかもしれません。

もし、そのご友人との関係が大事なら

「ショックだったんだけど、距離を置きたい
 と思った理由を聞かせてくれる?」

と正直に訪ねてみるのも
いいかもしれませんね。

そこまでして関係修復したいと
思わないのであれば、そもそも表面的で、
お互いにとってしがみつく必要のない
関係なのかもしれません。

ぜひ出来事の意味を振り返ると同時に、
クローバーさんの心の奥のメッセージに
耳を傾けて新たな関係性を
構築してみてください。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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