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2021/09/06(月)
【やましたひでこ】成り行き
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おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
9月6日、月曜日。
<旧暦文月三十日>
9月に入り、
潮目の変化を感じるこの頃。
その理由は定かではなく、
そう、なんとなく。
そして、思いがけず予定が変わり、
時間がゆったりと流れる時を
暫し味わっているここ数日。
ゆとりがあるというのは、
有難いものです。
そうですね、断捨離とは、
空間のゆとりを創出していく
行動哲学なのだけど、
この空間のゆとりが、結果的に、
時間のゆとり
エネルギーのゆとり
につながっていくのです。
振り返ってみれば、私自身、
コロナ禍に突入して以来ずっと、
以前にもまして無茶苦茶に
仕事に塗(まみ)れる日々。
仕事自体を疎ましく思ったことはないけれど、
時間のゆとりをすっかりと失っていたのは
たしか。
その分、バランスを図るために、
やたらと空間を広げることに
心を取られていましたね。
ようするに、
明け暮れ捨てていたということ(笑)
おかげで、それで救われてもいたし、
おかげで、今は漸く落ち着いたよう。
要するに、
私たちの日常も、
私たちの生活も、
私たちの心情も、
短期的にも、長期的にも、
バランスを損なうことなど、
いくらでもあるということですね。
いいえ、バランスが取れている状態は、
ごくごく僅かとみなしたほうがいい。
安定がずっと続くなどありえない。
それどころか、ずっと安定していることに、
不足や不満、不全感さえ感じるのが私たち。
閑居は繁忙を求め、
繁忙は閑居を求める。
安穏は波乱を求め、
波乱は安穏を求める。
暴力は柔和を求め、
柔和は暴力を求める。
そんなふうに心得ていたほうが、
賢明なのですね。
だとしたら、
散らかっては、片づけて。
片づけては、散らかって。
溜め込んでは、捨てて。
捨てては、溜め込んで。
それが、自然な事の成り行きと、
それは、自然な暮らしの営みと、
いたしましょうか。
そう、いちいち、
また散らかってしまった、
と悔しがることもなく。
また溜まってしまった、
と残念がることもなく。
ならば、また、断捨離に
取り組めばいいだけのこと。
そして、取り組めば、取り組むほどに、
あなたの思考も、
あなたの感覚も、
あなたの感性も、
蘇り、また、研ぎ澄まされていきますからね。
なにより今の世情では、
神経質になることもなく、
思い詰めることもなく、
ざっくりと、大雑把に、
お気楽に、おおらかに、
そんなふうに構えている方が得策。
なるようになる
なるようになっていく
と、力を抜いてまいりましょうか。
それが、このコロナ禍下をしのぎ、
緊急事態宣言下を乗り越えていく、
知恵だと思うのです。
いかがでしょう。
有難うございます。
あなたにとって、
わたしにとって、
最善最良最高の道が
用意されますことを。
やましたひでこ
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◎編集後記
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昔は、「こうあらねば」という思いに
苦しむことがよくありました。
でも、今思えば、そういった思いに
縛られている時よりも
「こんな時もあるよね」という
スタンスになってからの方が、
良い状態でいられることが
多くなりました。
大人になるにつれて、
良い意味で力の抜き方が
わかってきたのかもしれません。
もし今、肩の力が抜けず、
辛い思いをしているのなら、
一度成り行きにまかせてみるのは
いかがでしょうか?
案外、良い方向に
物事が展開するかもしれません^^
間中亜衣
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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