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2021/04/14(水)

【川畑のぶこ】 いかに執着心を手放すか

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

今日は、みなさまからのご相談をお休みし、
川畑のぶこの所感をお伝えします。

*  *  *  *  *

A:FROM 川畑のぶこ

私が断捨離に出会ったのは2008年秋で、
実際に着手したのがその年末から
2009年の年始にかけて。

季節は早くも、ぐるりんと
ひと回りしてしまいました。

いまだに、
~断捨離は続くよどこまでも♪~の世界で、
日々精進ですが、改めて、
断捨離との出会いがなければ、
私の人生どんなだったろうと思います。

「だって~なんだから、仕方ないじゃん。」

「分かってる、分かってるって。
そのうちやるから大丈夫」

と、日々自分への、
そして誰とも同定できぬ誰かへの、
心の中の言い訳ばかりして、いまだに
無意識なエネルギー漏れを起こしながら、

「あぁ~なんだかしんどいわぁ…」

と、でも、その重たさを引きずりながらも
それなりに前進できちゃっている状態で
生活していたのかなぁ…なんて、

パラレルワールドのもうひとりの自分に
想いを馳せながら、ゾッとするこの頃です。

心理療法家として人々と向き合う際、
いかに執着心を手放すかは、
メンタルヘルスのキモとなっています。

これは私の師であるサイモントン博士から
常々学んできた教えであり、私自身、
パーソナルライフで日々チャレンジ
していることです。

そして、執着の対象で、
私たちがもっとも執着してしまうのが、
思考や信念と言われています。

堆積するモノは、目に見えない執着心が
目に見えるカタチとして現れたもの。

モノを手放すことで
観念を手放すことができる反面、
観念を手放すことでモノを
手放せることもあります。

これらのアプローチを
臨床では認知行動療法と呼びます。

行動療法はより行動に違いを起こすことによって
認知(もののとらえかた)を
変容させていくもので、
認知療法はものごとの受け止め方を変えることで
行動しやすくなるアプローチです。

両方のアプローチが行えることで、
私たちの変容は促進されていきます。

たとえば、
私がはじめて大量のモノたちに
向き合ったとき、どう考えても、
こんなもん手放したほうが楽になれるに
決まっているとわかっていても、
なかなか行動に移せませんでした。

それは、私の中の深い部分、無意識な部分に
刷り込まれていた信念が影響していました。

「使えるものを捨てたらバチがあたる」とか
「祖父母の教え(伝統)に背く行為」とか

「あとで後悔して取り返しの
つかないことになる」
とかといったものです。

これらは、すべて非合理的な考え方で、
私の人生を豊かにしてくれません。

幸い、サイモントン博士から、
これらの役に立たない考え方を捨てるすべを
学んでいたので、私は即そのメソッドを
適用して断捨離に勤しむことができました。

現実に目をやれば、ものが堆積して
苦しいこの状態こそがバチみたいなものだし、
後悔の対象そのものでしょう。

また、先祖は自分たちのやり方を
死守してほしいわけではなく、
子孫に幸せになってほしいはず。

祖父母たちの時代では役立っていたものが、
孫の時代では不幸を呼ぶのであれば、
そんな観念、とっとと捨てろと、
孫を愛する祖父母は言うはずです。

万一、天のジジババが、
己への忠誠を試すだけの、
愛のない執着からの教えなら、
私の代でその悪の連鎖を断ち、
後世にはしなやかさと自由さを
伝承しましょうと。

執着の解毒剤は信頼感である、
というのもサイモントンの教えです。

しがみついているものを手放すには、
たとえそれがなくても私の人生は
それなりに機能するという基本的な
自分自身と人生に対する信頼感が必要です。

そんな信頼感を育めると断捨離も促進されます。

断捨離とは人生への信頼を確認する
イニシエーションともいえるでしょう。

東京は桜も散り、
ハナミズキが美しい季節となりました。

コートを脱いで青空に手を伸ばすように、
今では不要となった古い観念を捨てて、
みずみずしい人生を謳歌したいものですね。

そんなシーズンにぴったりの講座が
いくつかありますのでぜひお役立てください。

★こころの断捨離セミナー
詳しくはこちら

★執着を捨て信頼を育む~
サイモントン療法50周年記念講演会(無料)

詳しくはこちら→https://simonton50thanniversary.peatix.com

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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日々新しい情報や知識を
得ても、思考や信念は
なかなか変わらないですよね。

もうどうしようもないと
思い悩んでいることも、
少し視点を変えてみると
大したことではなかったのだと
気づくことがあります。

結局、自分で自分を
苦しめていたのだと。

観念や執着を手放すことができれば
もっとラクに軽やかに生きられる*

ぜひ、あなたも川畑さんから
学んでみませんか^^?

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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