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2021/03/24(水)
【川畑のぶこ】Q.女性としての幸せを得たいです
カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。
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Q.女性としての幸せを得たいです
今年37歳になる独身です。
今まで恋愛をしてきませんでした。
紹介やお見合いの話をいただいても
先へ進む気持ちになれず、
しばらくお会いしてはお断りすることを
繰り返してきました。
なぜ自分は周りと違って、
普通に恋愛や結婚をしないのだろうと
不思議に思っていました。
思春期の頃、両親の仲が悪く、
それをずっと見てきたことがあり、
それが原因で結婚に抵抗がある、
したいと思えない、自覚はあります。
家族の仲が良かった頃もあり、
認めたくない、周りに知られたくない、
恥じだと思っていて、周りに相談もせず、
私は何も感じていない、と隠していました。
自分の気持ちに蓋をするのが
一番良くなかったんだなと、
今では思っています。
小さい頃は、好きな人の
お嫁さんになるのが夢でした。
あとで、子供を産みたかったと
後悔したくないです。
結婚や出産という
女性としての幸せを得たいです。
そう思えるようになるでしょうか?
【いろは・30代・女性・会社員】
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A:FROM 川畑のぶこ
恋愛、結婚、子ども、
女性としての幸せが課題の
いろはさんなのですね。
私たちは、
「明日もまた今日と同じ日が続く」
と思っているので、変化のための
行動をおこさず、漫然と日々を
過ごしてしまいがちです。
でも、時間というのは
刻一刻と進み、ある日とつぜん、
それは病気になったり、死を意識したり、
事件や事故に巻き込まれたり、
大切な誰かを失ったりすることなど、
限界を感じることで、ハッと目覚め、
昨日と今日は異なり、
今日と明日もまた異なるのだ、
今日というこのときを大切に過ごさねば
いけないのだと気づくのですね。
おそらく、いろはさんも、
出産にともなう生物学的な
年齢の限界を意識されるようになり、
それまで先延ばしにしていた、
子どもを持つという課題、
恋愛や結婚という課題を
改めて意識されはじめたのでは
ないでしょうか。
これはまちがいなく、
起こしたいと思っていた変化を
起こすための良い動機であり、
チャンスだと思います。
いろはさんは、ご自身の
分析がよくできていらっしゃるので、
あとは過去の両親と自分の人生との
区別をきちんと明確にして、
失敗を過度に恐れないことです。
「失敗も含めて人生である」
ということを受け入れるということが、
いろはさんの新たな課題ではないでしょうか。
人生は失敗の積み重ねと言っても
過言ではありません。
この世に失敗しない人などいません。
ですので、
「成功」への過度のこだわりは、
私たちに苦しみをもたらします。
もちろん、意図的に
失敗する必要はありませんが、
失敗から多くを学べると
おおらかに構えれば、
失敗を恐れる必要はなくなるでしょう。
ご両親の関係は、教師にしても、
反面教師にしても良いのです。
反面教師にできたなら、
相手の失敗を通して
上手に学んだということでしょう。
両親と同じような関係を
築いてしまったのなら、それもまた、
不器用ながら、自分の体験を通して、
失敗から学ぶ機会を得たということでしょう。
そして、いつでも修正は可能です。
これから、いろはさんがお付き合いしたい
と思う相手が現れた時に、
「どうせすべてを受け入れては
もらえないから」とか
「ボロが出てうまくいかないから」
と考えるかもしれませんが、
全てを受け入れてもらおう
という考えを手放すことです。
いろはさんご自身ですら、
自分のすべてを受け入れていない
のではないでしょうか?
自分のいいところもあれば、
改善したほうが良いところもあると、
知っているのではないでしょうか?
そうであれば、相手にすべてを
受け入れてもらえると
信頼することは至難の業です。
私にも相手にもいろいろな面がある。
人間、ポジティブな面も、
ネガティブな面もある。
なので、
「概ね受け入れられれば良い」のです。
相手は私のどこを受け入れられ、
どこが受け入れられないのか、
私は相手のどこを受け入れられ、
どこが受け入れられないのか、
相手と自分とはどうちがうのか、
愛ある好奇心をもって接してみてください。
裁かずに、違いを楽しむ努力を
してみてください。
夫婦や男女間の齟齬というのは、
互いの違いを受け入れず、
どちらが正しいかにこだわってしまった結果
おこることが多いものです(これは夫婦や
男女に限ったことではありませんが)。
正しさにこだわるから、
相手に言いたいことも
言えなくなってしまいます。
でも、正しさではなく、どのように異なるのか、
異文化コミュニケーションを試みたのなら、
この関係性において、いったい何が
効果的なのか?とゆとりをもって接することが
できるようになるでしょうし、
裁きの姿勢を離れ、愛ある好奇心から
自他をやさしい眼差しで見つめられるように
なるのではないでしょうか。
完璧を手放し、失敗に微笑み、
ご自身に寛容になってあげてください。
その寛容さは相手への寛容さへ繋がり、
良好な関係に役立つものです。
すると、ぶつかりあわない相手に
こだわる必要がなくなり、
ぶつかり合っても大丈夫、
そこから変化や調整をできる自分たち、
というご縁が訪れることでしょう。
– 川畑のぶこ
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◎編集後記
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打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。
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間中亜衣
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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