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2020/09/16(水)

【川畑のぶこ】Q.自分本位の夫の対処法

カテゴリー:.新着情報, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.自分本位の夫の対処法

結婚生活33年になります。

同居していた義理の父母は亡くなり、
今は夫と大学生の息子と3人の暮らし
になりました。

夫は、人に任せるより自分でやった方が早い。
と、私や息子が自分でやるつもり(やっている)
事を「やるから良いよ」と、頼んでいないのに
やってくれます。

好意ならば、有難く感謝しますが、
文句を言うのです。

「見たら気になる性格なんだから、
見えない所でやれ。俺の居ない時にやれ」
なんです。

自営業なので、いつも居ます。

こんな自分本位の夫の対処法
ってあるのでしょうか。

【そら・50代・自営業】

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A:FROM 川畑のぶこ

コミュニケーションやサポートというのは
難しいですね。

相手のために良かれと思ってしていることが、
相手がさして求めていないことであったり、
むしろ、してほしくないことであったりすると、
それは、もはやサポートとはいえず、
ストレスの源になってしまいますね。

夫婦のコミュニケーションも、
長年かけて作り上げられたスタイルは
なかなか壊しにくいものです。

では、変化は不可能かと言われれば、
必ずしも不可能ではありません。

そらさんからみて、ご主人が
そらさんや息子さんが
自分でしようと思っていて、
頼んでいないことをする動機は
どこにあると思いますか?

とりまく環境をすべて自分の好みのとおりに
コントロールしたいからなのか、
それとも、どこかで家族の役にたちたい
思いが現れているのか、
どちらのウェイトが大きいでしょうか。

もし、自分のやり方ですべてをコントロール
したいという動機である場合、
ご主人のそんなニーズ同様、
そらさんや息子さんにも、
自分の好みやスタイルが
またタイミングがあるということを
素直にシェアすることは大切です。

そらさんは、そんなこと言ったって
どうせ聞いてくれないし、夫は変わらないと
思うかもしれませんが、ポイントは相手が
思い通りに変わることではありません。

大切な家族に、自分の思いを伝えておくこと
そのこと自体に大きな意味があります。

そのようなコミュニケーションを
とることは、相手に屈しているだけの
自分からの脱却宣言でもあります。

もちろん、相手が思い通りに変わったことに
こしたことはありませんが、
目的はそれよりも、まず、自分自身を大切に
していることを自分自身に証明する行動です。

「私も大切な存在だ。」
「私は自分の考えを伝えて良い」
という自身への許可が大事なのです。

このように毅然とした態度をとっているうちに
徐々に相手の態度が変わってくることもあります。

逆に、自分を大切にしていない人は、
相手からも軽く扱われやすくなります。

夫が言うことを聞こうが聞くまいが、
そらさん自身が
『私は大切に扱われるのに値する人間です』
という立場を育んでください。

もし、ご主人の行動が、
どこかで誰かの役に立っている自分、
頼られる自分であることを確認したい
無意識の表れから生じているのであれば、
日頃からさまざまな場面でご主人を
承認する態度をとることは有効だと思います。

ポッカリ開いた穴を健全に埋めることが
できれば、相手に頼まれていないことを
わざわざこれ見よがしにすることによって
注意を得ることでその穴を埋める行動は
減ってくるかもしれません。

これまでそんなやりとりはしていないのに
相手を承認するのは照れくさいかもしれませんが
照れくさいだけですから、ぜひ乗り越える
努力をされてみてください。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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