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2020/08/03(月)
【やましたひでこ】情報の断捨離の真意
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
8月3日、月曜日
<旧暦水無月十四日>
ようやっと夏になったような。
夏大好きな私、
とても待ち遠しかったですね。
けれど、いつもの夏のようには
いかないのはご承知のとおり。
残念で、悲しくて、辛いことが続きます。
そう、なにが悲しいかといえば、
それは、コロナ感染者の増加ではなく、
感染者への誹謗中傷の増大。
いいえ、それは、
誹謗中傷以上の攻撃というそれ。
こんな恐ろしいことがまかり通るなんて。
コロナウィルスで命を落とさなくても、
いわれなき不条理な個人攻撃という制裁で
命を失うことなど、あってはならないのに。
恐怖とは、思い込んだ恐怖とは、
抱え込んでしまった恐怖とは、
人々をこんなにも暴力的にするとは。
偏った情報が、
大量のネガティブばかりの情報が、
私たちの心を歪ませ、
人間関係を歪ませ、
社会全体を歪ませるとは。
そうですね、今こそ、私たちは、
「情報の断捨離」について、
しっかりと学ばなくてはならないと。
「情報の断捨離」
日々、垂れ流される
暗いTVニュースにまみれていると、
誰だって、自分の思考、感覚、感性を
正常に保つのは難しい。
日々、垂れ流される
暗いTVニュースを鵜呑みにしていると、
誰だって、適切な判断力を
機能させることは難しい。
だから、それらを断つことは、
とても重要なこと。
けれど、「情報の断捨離」とは、
ひとえに情報を「断つ」
ということではありません。
もうひとつ、大切なことは、
自分のところにやってきた情報を、
時と場合によっては、自分のところで
留めて「断つ」とい姿勢も必要。
それは、
信憑性に欠けると判断したならば、
それが、ポジティブ、ネガティブに関わらず、
他者に伝えることを控えること。
これも、情報の断捨離。
そして、なにより大切なことは、
情報を自分で獲得していく姿勢。
自分自身が違和感を感じたならば、
自分自身が疑問を持ったならば、
その違和感に素直になり、
その疑問を放置することなく、
解消のための情報を探し出すこと。
そうですね、
情報は受け取ることに偏るのではなく、
情報とは、掴みとっていくという
アグレッシブな関係づくりが必要なのですね。
繰り返しておきますね。
感染者を攻撃することなど、
決してあってはならないこと。
そう、明日は我が身かもしれない。
そして、
誰だって感染したくて感染している訳はないのだから。
やましたひでこ
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◎編集後記
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近年、SNSの普及によって、
匿名でできることをいいことに
無闇に他人を攻撃する人が
増えているように感じます。
自分の不安やストレスを
発散するために無自覚に
人を傷つける…
誹謗中傷のコメントが相手に
どれほどのインパクトを与えるのかを
想像する力もない…
でも、
余裕がなくなり、不安や不満で
いっぱいになってしまったら
自分もいつそんな風になるかは
わかりませんよね。
だから、モノや情報の断捨離を通して
常に自分と向き合うことが大切だと
改めて感じました。
間中亜衣
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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