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2020/04/10(金)
【小松易】片づけとは”視覚情報を整える機会”?
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
「緊急事態宣言」が東京など
7都府県を対象に行われました。
読者の皆さんも生活や仕事に
それぞれの立場で影響を
受けていることと思います。
かく言う私も経営者の一人として
日々変化するこの事態に少なからず動揺しつつ、
自分に言い聞かせ続けているのは、
「自分がコントロールできること」と
「自分がコントロールできないこと」
をしっかり切り分けていこう、
ということです。
コントロールできないことは
あがいてみてもしょうがない。
潔く諦めて、できることを日々坦々と
やっていこうと考えています。
緊急事態宣言が解除となる
5月連休明けまで何をしますか?
私は「読めずにたまった本」を読むことと、
仕事のやり方の見直しを行いたいと思います。
いわゆる「重要だけど、緊急ではないこと」
にどれだけ時間を使えるか?
これまでつい先送りしてきていたテーマで、
もう一つやりたいことは、、
自分の「コミュニケーションのクセ」
を見直すことです。
どのように伝えたら
人は行動してくれるのか?
そんな中、ある本を読み直して
そのヒントとなりそうな
エピソードを発見したので
紹介したいと思います。
高校野球の試合で、
チームの大黒柱であるエースが
大崩れして大量失点を
してしまいました。
思うような試合運びができていない
その投手に向かって、監督は
「集中しろ!」と言いました。
ところが彼は集中するどころか、
さらに焦ってしまいました。
「集中しよう」と思っただけで
集中できるのならば、
そもそも「集中できなくなってしまう」
という状態にならないはずです。
ではどう声を掛けるのが
正解なのでしょうか?
かつて、不調に陥った名門高校を、
わずか半年で甲子園に復活させた、
メンタルコーチの飯山晄朗(じろう)さん
曰く、こんなときに効果的な一言は
「集中しろ」ではなく、
「一点を見ろ」なんだそうです。
正確には飯山さんは選手に
こう聞いたそうです。
「何か1点に集中するとしたらなにがいい?」
「ボールですかね。ボールの縫い目を見ます」
「よし!それでいこう!」
人間の脳には、
「視点が定まらないと集中できなくなる」
という特徴があり、集中するときには、
「視点を定める」という行為が
大事になるそうです。
脳の仕組みを利用したこの
「視点が定まらないと集中できなくなる」
という考え方は、家や職場にも応用できます。
テーブルや机の上に無造作に
書類や文具が置かれていると、
ついアレコレ気になって注意散漫になりがちです。
そんな、脳をいたずらに刺激するモノを
排除する機会として「片づけ」が登場なのです。
片づけとは「視覚情報を整える機会」。
必要最小限に使う物を厳選することで、
デスク上の視界をスッキリさせることになり、
自ずと集中力が高まり、
仕事の処理スピードもアップするのです。
この時期はよく言われるように
免疫力アップがポイントです。
過度にストレスをためない生活
をしていくためにも「かたづけ」で
環境整備を心掛けていきたいですね。
いつもあなたを応援しています!
小松易
◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
https://sukkirilab.com/lp/
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◎編集後記
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私もヨガで瞑想をしている時、
集中しようと思えば思うほど、
色々なことを考えてしまいます。
でも、目を閉じ、
目と目の間を見つめるようにすると
不思議と集中できるようになるのは、
こういった理由だったんですね!
今の時期、なかなかジムやスタジオに
いくことはできないですが、
家でストレッチなどをして、
できるだけ気分をリフレッシュ
していきましょう!
間中亜衣
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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