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2019/09/19(木)

【やましたひでこ】断捨離が「悲壮感」と無縁な理由

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

9月19日、木曜日。
<旧暦葉月二十一日>

昨日18日は、七十二候第四十五候。
ツバメさんたちは南へと旅立つ頃。

そして、明日は秋の彼岸の入り。
夏至から冬至へと向かう
中間の時期ですね。

さてさて、
今日は何を断捨離しようかしらと、
捨てるモノ探しをしている
ダンシャリアンであるあなた。

断捨離は捨てることが目的ではなく、
「いのち」の「ごきげん」を
手にするための手段であり、プロセス。

言い換えるならば、どれだけ、
「いのちのごきげん」を
損なうような余計なモノたちを
抱え込んでいた事実、

それらがのさばっている空間の有様が
展開していたかの実態が
蔓延(はびこ)っているのが今。

その事実、その実態に
目覚めた人たちが
断捨離に勤しむダンシャリアン
ということなのですね。

さてさて、
そんなダンシャリアンさんの中に、
「いつも、捨てなくちゃと思ってます」
「もう、捨てるモノが見つかりません」
なんて、悲壮感を漂わせて
訴えてくる人が、実は、
少なからずいるのです。

家中に跋扈(ばっこ)する
大量のモノと孤軍奮闘、
「捨てられない」思いと
格闘しているダンシャリアンからは
想像もつかないかもしれませんが。

けれど、「捨てなくちゃ」と
自分を追い立てる必要もなければ、
「捨てるモノがない」なんて
そんなこともありえないのです。

なぜなら、

「暮らしていく」ということは、
「生きている」ということは、
「命の営み」とは、

「捨てる」ことが自然であり
不可欠であるからです。

日々の生活には「排出」という「捨てる」
水回りの排水溝が詰まったら大変です。

身体には「排泄」という「捨てる」
便や尿が詰まったら命にかかわります。

心には気持ちを「解放」するという「捨てる」
気持ちを詰まらせていたら鬱々となるばかり。

排出も、
排泄も、
解放も、

すべて、
「捨てる」=「出す」
なんですね。

私たちの生活空間も、
「出して入れて」の繰り返し。

私たちの身体も、
「出して入れて」の繰り返し。

私の心も
「出して入れて」繰り返し。

ですよね。

そして、もしも、
あなたが、「捨てなくちゃ」
「捨てるものが見つからない」
などと悲壮感を漂わせているならば、
間違いなく「断捨離すべき」
ものがありますね。

それは、その悲壮感。

繰り返しておきましょう。

断捨離とは命の自然な営み。
だとしたら、
悲壮感とはまったく
無縁であることは
言うまでもありませんね。

有難うございます。

それでは、今日のあなたも、
ごきげんさまにて。

やましたひでこ

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◎編集後記
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だんだんと秋めいてきましたね。

週末に衣替えをしたのですが、
まさに「出して入れて」の作業。
季節ごとに、毎年同じことを
繰り返しているなあと実感しました。

捨てるために、捨てられる自分に
なっていたいです…。

宮永笑子

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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