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FROM 山際恵美子

おはようございます。
ファッション・ディレクターの
山際恵美子です。

このメルマガでも以前お伝えしたように
私の実践コース卒業生の有志と
6月中旬からパリショッピングツアーに
でかけました。

この旅で得たことはおいおい書いて
行く予定ですが、今日はそのあと
私がプライベートで旅行した
南仏プロヴァンスで感じたことを
ファッションを軸に考えていきたいと思います。

我々がパリに到着する前のパリは
セーターが手放せない寒さでした。
それを聞いていたので、寒さ対策は万全。

パリについてまず私が買ったのは
以前から欲しかった革ジャンでした。
私は旅に出たら、着せ替え人形のように
その土地で買ったものを着ていくタイプです。

日本から用意していった洋服は、
（最近はかなりハズレがなくなりましたが）
以前はたいてい「あら、ちょっと変？」
となったからです。

その土地の空気感や自分の気持ちが
作用するのでしょう。日本にいる時とは
違ったベクトルに心も身体も動きます。

南仏はかなりの暑さが予想されたので
ノースリーブやリゾートワンピを
詰め込み、大半の荷物はパリに置いて
出かけました。

ところがです。

私がプロヴァンスに着いた翌日あたりから
フランスはかつてない猛暑を記録し始めました。

家の中は日中雨戸をしめ、風だけを
入れるというプロヴァンスの知恵で
クーラーなしでも不思議と快適です。

しかし、一歩外に出たら
帽子の中まですぐに汗でぐっしょり。
なんといっても40℃超えです！

で、こんな時、地元の方はどんな
おしゃれをするのだろう？と
興味津々な私です。

ヒントは今回お世話になった
シャンブルドット（フランス版民宿）の
日本人マダム、陽子さんにありました。

初めて会った時から、彼女は
風の抜けるゆったりワンピを着ています。
丈はちょっと膝がでるくらい。

我々と一緒に大自然のカマルグに
出かけた時は、スリムなデニムに
トップスはやはりゆったりノースリーブ。
見れば、背中に切り込みが幾重にも
入ったスタイルです。

「おしゃれですね」といったら
「少しでも涼しくなるようにです」
とのお答え。

な～るほど。

すてきだなと思う男性はといえば
判で押したように、麻の長袖シャツに
ショートパンツスタイル。
足元はおしゃれなサンダルです。

女性はどんな年代や体型のかたも
キャミソールにショート丈の
スカートかパンツ。

それが、ちっとも嫌ではなく
むしろ眩しく映るから不思議。

プロヴァンスを代表する柄といえば
ソレイヤードですが、あの鮮やかで
陽気なプリントこそ、この太陽や
光、空気の産物だと改めて納得です。

リゾート着って、こんなに楽しいのだ！

これから猛暑に向かう日本にも
かなり応用できそうです。

南仏プロヴァンスはその意味でも
深く心に染みた旅となりました。

山際恵美子

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◎編集後記
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旅って、新しい発見や
インスピレーションを得ることができる
素敵なものですね♪

暑くても、風の抜けるような服を
着こなすオシャレな方をみると
こちらの気持ちまで涼しくなりそうです。

リゾート着の楽しみ方を覚えたくなりました！

宮永笑子

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