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2019/06/27(木)
【やましたひでこ】和の空間を清々しく保つ、たった一つの条件
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
6月27日、木曜日。
<旧暦皐月二十五日>
七十二候「菖蒲華」<あやめはなさく>
さえない色の空を眺めながら、
そうか、梅雨なんだと思う。
仕事場は室内ばかりで、
移動のほとんども車という室内。
まして、根っこの性分はひきこもりのそれ。
残念ながら、戸外で花菖蒲に
心の慰めを求めることは
できそうにもありません。
だいいち、花菖蒲はこの東京のどこに?
そうですね、
たとえ花屋さんで買い求めたとしても、
私の根城マンションのカーペットの
洋室には似合いはしないですね。
和室
畳の間
和の空間は、何もないことが
その清々しさを保つ条件であり、
また、わずか一輪花さえも
その存在を際立たせる力をもっている。
何も置かない。
何も飾らない。
置いたとしてもひとつ。
飾ったとしてもひとつ
和の空間、これほどの
贅沢な住まいのしつらえはなく。
なぜなら、私たちは、
床には何かを置くことに熱心で、
壁に何かを飾ることに
腐心するのが大抵のことだから。
いえ、置くのではなく積み上げる。
いえ、飾るのではなく貼り付ける。
いえいえ、積み上げるのではなく堆積させる。
いえいえ、貼り付けたままで放置している。
そうですね、私たちの住まいは
窮屈で鬱陶しくはなりこそすれ、
清々しさからはと遠のいていくばかり。
そして、それにさえも気づかずにいるのです。
和の間
畳の間
それらは、現状、私たちの住宅から
どんどんと姿を消していき、
今現在ある畳の間の多くは物置場と化している。
和の間には多くのモノは要らない。
畳の間には多くのモノは必要ない。
和の間には多くの家具は相応しくない。
畳の間には余計な家具は適していない。
和の間には過剰はまるでそぐわない。
畳の間には過剰は不愉快でしかない。
そうか、もしも、和室を和の間として
活かすことができたのなら、
畳を畳の間として愛でることができたのなら、
それこそが、ダンシャリアンとして
一等だといえるのかもしれない。
そう思うと、私やましたひでこも
偉そうなことは言えない。
まだまだですね。
それでも、石川の小松の自宅は、
それに近づけていけたような。
ただいま、ゲストハウス<民泊施設>
として公開できるように準備中。
https://www.dansharizaidan.com/
どうぞ、ぜひ機会をつくって
訪れて下されば幸いです。
それでは、今日のあなたもごきげんさまにて。
やましたひでこ
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◎編集後記
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和の空間を、本来の在り方で
楽しめたら素敵ですよね。
石川小松のゲストハウスの
公開が楽しみです♪
宮永笑子
PS
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※6月29日(土)まで
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この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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