ホーム / 【やましたひでこ】命を守る断捨離
2018/09/10(月)
【やましたひでこ】命を守る断捨離
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
9月10日、月曜日。
<旧暦葉月朔日>
つくづくと思う。
私たちは、色々なことで
苦しみ悩まなくてはならないのだと。
自然の猛威脅威に苦しみ、
人間関係の軋轢に苦しみ、
大量のモノに振り回されて苦しむ。
天気がままならないと悩み、
人が思うようならないと悩み、
モノが捨てられないと悩む。
そうですね、
甚大な被害をもたらす
自然災害に比べれば、
人間関係に生じる齟齬、
まして、住まいが片づかないことによる
ストレスなど、まるで、取るに足らないと
両断してもいいような。
けれど、そうおいそれといかないのが
私たち人間の摩訶不思議なところ。
大地震の犠牲となって
命を落とすこともあれば、
辛い人間関係で自ら死を
選ぶこともあれば、
モノで閉塞した空間で
息を殺している場合もある。
それが私たち人間の
理解しがたいところ。
どんな理由であっても、
当事者にしか説明のつかない
苦しみや悩みがある。
いえ、もしかして、
当事者だって説明できない理由も
あるのかもしれない。
また、苦しみや悩みで喘いでいる
当事者にとっては、他者が判定する
苦しさや悩みのレベルなど、
まったく無関係なこと。
苦しいから苦しい。
悩ましいから悩む。
それが、私たち
人間の性<さが>
なのかもしれない。
さてさて、ここまで書いていたら、
友人のダンシャリアンから、
こんな報告が届いた。
まったく、断捨離に
興味のない大学生の息子。
それどころか、断捨離に励む
母親に斜め目線を
送っているようなところがあった。
ところが、この北海道震度7の
ニュース報道に触れて、
その息子がこんなことを言ったのだ。
「母さん、俺、こんなモノの下敷きには
なりたくないから、さ。これ、断捨離するよ」
息子が、「こんなモノ」と称したのは、
細長く背が高い不安定な収納家具。
そこにギチギチに詰まっているのは
とっくの昔に読まなくなった古い漫画たち。
しかも、それらは
息子の寝ている頭上に鎮座していた。
そうだ、私たちは、この問いかけを忘れる。
「そのモノと自分の命、
どっちが大切な存在なのだろう?」
そうだ、私たちは、この答えを思い出さない。
「自分の命より大切なモノなどありはしない!」
大きな自然災害は、とりわけ、
いつ襲ってくるのか予想もできない大地震は、
私たちに大切なことを気づかせてくれる。
無用なモノどもで
自分の命を危険に晒してはいけない。
さあて、今日のあなたも、
ひとつでも余計なモノを断捨離して、
自分の住まいの「減災」に努めて下さいね。
それでは、ごきげんさまにて。
PS
あなたの家には読まなくなった
大量の本が眠っていませんか?
なかなか手放すことができない大量の本を
手放すことができるステップを紹介します。
↓
http://123direct.jp/tracking/
━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━
僕の家のリビングに
大量の本が収納されています。
この本が地震で落ちてきたら…
カラダに当たったら…
怖いですね。
まだリビングなので
寝ている間に落下して
怪我をすることはないのですが、
これらが寝室にあったら…
読まなくなった本は
手放したほうがいいですね。
辞書でもないかぎり、
もう読むことはないのですから…
今月の断捨離塾でも
書籍の断捨離について触れているようです。
↓
http://123direct.jp/tracking/
吉川広典
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
執筆者一覧
最近の投稿