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2018/04/16(月)
【やましたひでこ】「家庭内ホームスティ妻」VS「家庭内ホームレス夫」
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
FROM やましたひでこ
ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
4月16日、月曜日。
<旧暦弥生一日>
旧暦の朔日、だから、
今日のお月様は朔月、
そう、新月ですね。
さてさて、例年になく
辛い花粉症とともに過ごしたこの春、
その割にはよく仕事に励みました…と、
自分を褒めてあげようかと思うこの頃。
体調が優れない、ならば、休息を!
と、簡単にはいかないのが
この社会で生きる私たちの習い。
簡単には「いかない」のか、
簡単には「いけない」のか、
簡単には「いかせない」のか、
簡単には「いかせてもらえない」のか、
その違いの見極めるのはとても難しい。
どこまでが周囲から課せられた制限で、
どこからが自分が課している制限なのか、
どこまで周囲の制限に同意しているか、
どこから自分の制限に同意しているのか、
こと自分自身の健康を守るのさえ、
「他人軸」と「自分軸」のせめぎあい。
あらら、そのせめぎあいの中にいることさえ
意識していないことがほとんどなのですね。
ところで、ここまで綴って、私は、
ある受講生さんの言葉を思い出しましたね。
断捨離の実践を通して気がついたのは、
自分の長い間の結婚生活は、
「家庭内ホームスティ」のようなものだったと。
嫁いだ先は自分が育った環境とはまるで違った。
それは、異文化圏の生活と同じ、今にして思えば、
婚家の馴染めない文化に必死なって合わせるばかりで、
いつの間にか「自分の軸」を失くしていたと。
婚家の文化に従順な嫁であり妻、
でも、心の中はいつも、
「やらされ感」でいっぱいだった。
要するに、婚家にあったモノたちは、
自分の判断で一つとして捨てることは許されず、
あるいは、許してもらえないと感じつつ、
けれど、それら自分にとって無用な長物の
モノたちの維持管理は、嫁である自分に任され、
あるいは、やらなくてならないと
思い込んでいたということ。
そして、一方では、夫側から
こんな訴えを多く聞かされもする。
「家庭内ホームレス」
自分の家の中に、
自分の居場所がないと感じている夫たち。
それはそうだろう、なぜなら、
家の空間のほとんどは、
妻と子供達のモノで占領されている。
自分のコレクションをそこに持ち込もうなら
白い目で見られるのはまだマシの方で
大抵は邪魔物扱い。
リビングに新聞を積み上げただけでも、
あからさまな非難か、無言の抵抗を
示されるのだから。
物理的な居場所もなく、
心理的な居場所もないと感じている夫たち。
当然ながら、仕事を頼りに帰宅時間が遅くなり、
仕事と称して家の外に出る機会は増えるばかり。
だから、私は、断捨離のやましたひでこは、
「家庭内ホームスティ」妻たちと
「家庭内ホームレス」夫たちの間に立って、
それぞれの居場所の取り戻しのサポートに
どうしても関わることになるのです。
そうですね、自分の居場所がないという事実、
思いこそ、私たちにとって辛いことはないのだから。
そして、妻であれ、夫であれ、どちらも、
第一に、無用と成り果てたモノたちに
自分の居場所空間を明け渡していることに
気がついてはいないという実態は共通しているのです。
さあて、今日のあなたも、
一つでも余計なモノを断捨離して、
あなたの居場所をより快適にして下さいね。
それでは、ごきげんさまにて。
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この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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