ホーム / 【やましたひでこ】モノに奪われた空間を取り戻す方法
2017/05/22(月)
【やましたひでこ】モノに奪われた空間を取り戻す方法
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
FROM やましたひでこ
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです、
5月22日、月曜日。
<旧暦卯月二十七日>
昨日は、二十四節気「小満」
小満(しょうまん)とは、
あまり馴染みのない節気だけど。
「草木が周囲に満ち始める」の意。
たしかに、これから草木たちは
血気盛んな時期に。
ところで、先週は新しい根城への
「引っ越し」にすっかり夢中に
なってしまいまして。
まだ、慣れない室内、
キッチンユニットの角に
足をぶつけてみたり、吊り棚の扉に
頭をぶつけてみたりと。
おまけに、電気スタンドを
足の小指の上に落っことしてと、
小さな事故が頻発。
けれど、やはり、
引っ越しは愉しいもの。服
を着替えると気分が変わるように、
「空間を着替える」ことで、
大きく意識が変わるのだから。
そう、荷物を運び込む前の
「空っぽの空間」は「期待」に
満ちている。
ここで、どんな生活を創り上げて
いこうかという期待を胸に、
何もない床に家具を配置し、
真っさらな壁に絵を飾ってと、
空間を「わたし流」に
アレンジしていく面白さ、
このリプレースこそが断捨離。
リプレース(replace)
「元に置く」であり、
そして「取って代わる」こと。
当初、何もなかったリビングの
床の上がいつの間にかモノで
いっぱいとなっていく、
それが私たちの大抵の暮らし。
部屋の広さにそぐわない
大きなソファや雑誌や書類が
詰まった幾つものカラーボックスの
間に挟まって窮屈に暮らしている
家族の光景を、私はいっぱい見てきた。
自分たち家族が
くつろぎ和むための空間が、
「モノに取って代わられている」光景、
つまり、「物置」化したリビングに
暮らしている実態に
気づいていない有様に、
私はずっと理不尽すら感じてきた。
断捨離のテーマは、
「取り戻そう!
モノに取って代わられた
時間・空間・エネルギー」
それでも、とても残念なことに、
「取り戻す」以前に、
自分たちの空間が、
「モノにとって代わられている」
という事実に、まったく気づいて
いない場合がほとんど。
その「気づき」がないままに、
時間の経過とともに、
さらにモノが増え続けていく。
挙句の果ては、
はびこったモノたちが放つ
大量の「不活性のエネルギー」に
まみれて沈んでしまうのです。
<replace>
モノに取って代わられた
自分の空間を、
ふたたび自分が取って代わる。
<replace>
自分が元に戻る。
断捨離とは、
「モノと空間と私」を、
本来の姿に、元の姿に、
戻していくもの。
それがわかれば、断捨離が、
なぜ「余計なモノたち」
を捨てているのかも、
理解できるというものです。
それにしても、
引っ越しは肉体的に大変。
おかげで身体はカチンコチン。
さあ、マサージでも受けて、
私のカラダを<replace>
しなくてはなりません。
さあて、今日のあなたも
一つでも余計なモノを断捨離して、
あなたの「元の姿」を
見つけ出して下さいね。
それでは、ごきげんさまにて。
PS
おのころ心平1dayセミナー
期間限定特別割引でご案内中
↓
http://123direct.jp/tracking/cr/tyxXbicW/251755/18695555※先着20名(23(火)まで)
━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━
友達の高2の息子。
リビングの隅にうず高く積み上げた
雑誌や本の山を何度言っても片づけず、
しびれを切らした彼女が実力行使!
ゴミ袋にバンバン詰めていったら、
「片づけってそういうことなの?」
と泣き出したそうで、、、
聞けば、彼の「片づけ」は本を揃えて
きっちり並べる程度のことで、まさか
「捨てる」とは思わなかったらしい。
「お母さんとは倫理観が違いすぎる」
とまで言うので、友達は一旦諦め、
彼自身が「片づける」のをとりあえず
待つことにしたそうなんですが、、
考え方ってそれぞれなんですね^^;
ちなみに中2の妹は彼女と同じで、
不要になったものは潔く手放せる
タイプだそうです。
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
執筆者一覧
最近の投稿