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2016/12/07(水)
【川畑のぶこ】[Q&A]義母の遺品の断捨離
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。
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Q:義母の遺品の断捨離
私の悩みは、
家庭内の品々に関してです。
30年前に私が嫁いだ時、
両親は他界しており、
家は一年前に亡くなった
義母のもので溢れておりました。
衣類などは長年義母に仕えた
お手伝いさんに全てお分けした
のですが、食器や箪笥、
大きな置物などはそのままです。
全てとても良い品なのですが、
数が多いのです。
夫も良いものを長年使うタイプなので
捨てることに踏み切れません。
自分で買ったものは衣類も含めて
ずいぶん断捨離できたのですが、
以前からあったものも整理すれば
もっと心地よい空間になるだろうなぁ
と思いつつ日々を過ごしております。
ある程度広い家なので、狭いという
感覚はないのですが、
空間をすっきりさせたい気持ちです。
夫にも気持ちよく受け入れてもらえる
ような断捨離の進め方、もしくは
私自身の意識の持ち方を
ご助言いただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
【ミミ・50代・会社役員】
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A:
FROM 川畑のぶこ
伝統的なものや、質の良い品、
さらに故人への思い入れがあるもの
などを手放すのは、
とても気がひけるものですし、
勇気のいることですね。
まず、ミミさんのご主人は
良いものを長年使うタイプとの
ことですが、現在も実際にご主人が
その良い家具を使っていらっしゃる
ということでしょうか。
そうであれば、それらは大事に
使われているものであって、
スペースもゆとりがあるのであれば、
あえて捨てる必要は無いのでは
ないでしょうか。
もしかしたら、ミミさんからすれば
無価値に見えるかもしれませんが、
ご主人が価値を感じて使っているものは
手を出さないのが断捨離のルールですね。
よって、「捨てさせる」ことは
できません。
もし、長く使おうと思えば使える
けれども、実際は他で足りていて
全く使っていないのであれば、
手放す価値はありますね。
ご主人が捨てることに抵抗が
あるのなら、家や部屋の管理を
シンプルにし、すっきり軽やかに
過ごしたい旨を伝え、
「必要とする人に譲っても良いか」
尋ねてみてはいかがでしょうか?
せっかく良いものだからこそ、
その価値を発揮するためにも、
困っている人など、誰かに使って
もらうのが良いと考えていることを
伝えてみてはいかがでしょうか。
このように、まず家からその家具が
出て行って良いかどうか
確認してみてください。
もし抵抗を示されたら、まずは
お家が広いとのことですので、
一時的に、あまり使わないお部屋に
使用していない家具を移し、
それらの家具がなくても、日常に
不便がないことを確認してから、
再度尋ねてみても良いかもしれません。
ご主人とお話をされるときは、
モノはモノであってモノでない
ことも念頭に入れて、相手に
敬意と愛情を持ってお話されると
良いかと思います。
さばけた人であれば、さほど
気にすることもないかもしれませんが、
デリケートな人であれば、
「自分の母が大切にしてきたものを捨てる」
=「母の気持ちを蔑ろにする」
=「俺の大切な人を蔑ろにする」
=「俺を蔑ろにする」
といった誤った芋づる認知で
気分を害してしまうことも
あります。
そのようなケースでは、
大切なものだからこそ、
「大切に使ってくれる」人の元へ
という流れは重要になってくるかと
思います。
また、モノをとっておくことによって
相手への敬意を証明するのではなく、
ミミさんがお義母さまへの敬意は
持っていること、
そして、年齢を経れば経るほど、
多くのモノを管理する気力や
体力も以前より衰え、困っていること、
ご主人と一緒に清々しく、機嫌よく
過ごすのに、とても大切なことだと
思っていることなども、丁寧に
愛情を持ってお伝えすると
良いのではないかと思います。
PS
川畑のぶこへの質問・ご相談は、
こちらから。
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◎編集後記
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心の底にある思いは、
相手の幸せなのに、
言葉にするとうまく伝わらなかったり。。
会話って難しいですね。
–青野慶子
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余計な思いを言葉にのせすぎるのを防ぐには、、
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この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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