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2016/12/05(月)

【やましたひでこ】<体験談>コツコツと

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

12月5日、月曜日。
<旧暦霜月七日>

断捨離祭り2016、無事終了。

私やましたは、安堵と
少しばかりの寂しさの中に
いるようです。

お陰様で、満席の皆様とともに
充実した時と場を共有することが
できました。

心より感謝したします。
有難うございます。

ところで、
この断捨離祭りの恒例となっている
「断捨離大賞」の発表。

今週の月曜・木曜メルマガから
順次、入賞作、受賞作を読者の
あなたにお届けさせていただきますね。

◇ ◇ ◇

断捨離大賞によせて。
~やましたひでこ~

「あなたの断捨離体験をお聞かせ下さい」

この断捨離祭りの企画の呼びかけに、
今年もまた、たくさんの手記が
寄せられました。
ありがとうございます。

ご自身の手記を寄せて下さった方々、
それこそ、断捨離歴も、
半年から数年と様々、
年齢も10代から70代を超えてと
様々です。

また、私、やましたの本や
毎日配信されるメールマガジンを頼りに
自力で進めている方もいれば、

断捨離塾の塾生となって
学びながら取り込んでいる方もいれば、

地域で活躍する
断捨離トレーナーのサポートを受けながら
断捨離仲間ともに励まし合いながら
進めている方もおいでです。

本当に、断捨離のかたちは、
人それぞれですね。

それでも、今回寄せられた
たくさんの断捨離体験記、
私は
ひとつの共通点を見る思いがいたしました。

それは、一言でいえば、
「自分自身の取り戻し」

流行りの言葉で言い換えるならば、
「自己肯定感」あるいは、
「自己受容感」とでも表現しましょうか。

そして、その「肯定感」、
「受容感」の取り戻し、

つまり、自分と自分自身との関係を
取り戻していくとともに、
周囲との人間関係、
そう、夫、妻、親、子との家族関係の
取り戻しが進んでいるのです。

もちろん、その「関係の取り戻し」は
螺旋階段のよう。

行ったり来たりとしながら、
時に揺れながら、それでも、着実に
ステップを進めておられているようです。

ところで、
ありきたりの言葉とはなりますが、、、

私やましたは、寄せられた体験手記を、
毎回、時に笑いながら、
時に涙を浮かべながら
読ませていただいています。

どの体験記も、
素晴らしい「気づき」に満ちていて、
本当にグランプリを選ぶ作業からは
逃げ出したいほどです。

そう、全部の手記に「花マル」を付け、
「凄い!」「素晴らしい」
「ファンタスティック」と叫びたいくらい。

ですので、今回は、
入選作10点をなんとか選び、
さらに、グランプリ1点、
準グランプリを1点選びました。
<実際、疲れました!>

ーーーーー

まずは、入選者10名の手記から
順次ご紹介していきます。

①はんちゃんママ 「コツコツと」

振り返ってみると、
かれこれ5年の断捨離歴。

震災の年の夏のムック本の
アンケートに載った事が励みになり、
少しずつ続けていました。

今年は5月の「風通しの良い家づくり」
の宿題が読まれ「褒められた~」
とますます嬉しくなり、私はダンシャリアン!
と言えるようになってきました。

が、我が家はハードルが高い。
先が見えないのです。

田舎の専業農家、建坪だけで132坪。
開かずの間がいくつも…。
敷地には農作業小屋を始め、
一体いくつの小屋があるのか、
一つの小屋が物でいっぱいになると、
また建てる。

31年前に結婚した時は三夫婦の同居。
もれなく全員が「タメコミアン」。
一人ずつ順番にあの世に逝かれ、
現在は間もなく90才になる超元気な姑と同居。

そして主人が小学生の時、
旧家から移築した大きな座敷蔵があり、
蔵と言えば聞こえはいいのですが、
蔵を持つようなステータスが備わった
我が家ではないので、ヨドコウの物置と同じ。
あの世に逝くとき、物は置いて行く…。
1階2階合わせて40畳にびっしり…。

そんな状態の家で暮らしているのですが、
昨年は物置と化している床の間を、
今年は仏壇周りを、断捨離しました。

仏壇からは石や電球がいくつも出てきて、
なんでこんな物?と思ったのですが、
我が家は第二次大戦で二人亡くなっていて、
戦友が「故人は電気関係の仕事をしていたから」
と電球と石を届けてくれた、と聞いた事を思い出し、
年より爺さん婆さんの遺影を見ながら
子供を戦争に取られ、どんなに悔しい思いをしたか…
と思うと涙がでてきました。

仏壇周りの断捨離のお陰で、
この家の嫁としての自覚ができました。

そして自分の身の周りも
コツコツと断捨離を続けていたら、
「嫁」という立場で住んでいるのではなく、
「私」という立場で住んでいる事に気がつき始め、
同じ家なのですが、今はまるで違う家に
住んでいるような気がします。

最近、口角が上げられるようになったので
表情が変わりました。
そして自分の仕事用の机周りが
すっきり片付いているようになりました。

今までは常に何かを広げていて
「私はこんなに忙しいのだからね!仕事しているのよ。」
と無言のアピールをして、自分を保っていました。

今は片付いた机、引き出しを開けると
「今使っている物」だけが入っている。
帰宅したら、バッグの中味をすべて出し、
お財布はレシートを出して定位置にそっとしまう。

そんな私を見て、主人も最近、がさごそと
身の回りを片付け始めました。
我が家の空気が動き始めているな~と感じています。

10月にやましたひでこさんの講演に伺うと、
家に堆積しているものを「土砂」と言いきって
いらっしゃいました。あれは田舎の人たちには
インパクトがあったと思います。

私の役目はご先祖さまを大切にしつつ
「土砂」を取り除いて、次の代に渡す事だと
思うようになりました。主人、長男、次男は
「蔵は要らない。」と言い始めました。

蔵よりもまず、土砂を取り除いたら、
どんな未来が見えてくるのか、わくわくしています。
これからもコツコツと続けていきたいと思います。

◇ ◇ ◇

PS
目の前の悩みを取り去るだけでなく、
「人付き合いをうまくできる」ようになる、
一生役立つ方法です。

http://123direct.jp/tracking/cr/z2Fd8cLS/239901/19105134

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◎編集後記
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断捨離祭り2016にご参加いただいた
皆さま、ありがとうございました。

来年は会場を変え、内容も一新して
開催していく予定です。

今年参加できなかった方も、
来年ぜひぜひご参加ください 。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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