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2016/10/31(月)

【やましたひでこ】モノ軸シンドローム

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FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

10月31日、月曜日
<旧暦神無月朔日>

新暦と旧暦が並んで書いてある
愛用のカレンダー。

旧暦、そして、月の満ち欠け、
二十四節気、七十二候、おまけに、
ハロウィンまで記されている。
まさに、いたれりつくせり。

そう、今日は新月、そして、ハロウィン
(収穫祭?悪霊追い出し祭り?
仮装パーティの日?)、
街にはカボチャが溢れています。

季節の移ろいをショーウィンドウで、
あるいは、イベントで感じる都会暮らし。
部屋の中では未だノースリーブ、
外出時は、それにちょっとした上着を
羽織るだけ。

けれど、よくよく目を凝らすと
街路樹は確実に秋模様。
目に映る空の色も、肌に感じる吹く風も、
晩秋に向けて準備中。

そう、都会だって
自然はちゃんとあるものです。

ならば、家の中も、
秋へと模様替えといたしましょうか。

というわけで、室内を見回すと…

あらあら、夏仕様が
しっかり残っていたりするもの。

そう、扇風機が部屋の隅に追いやられ、
じっとそこにあるままだったり、
ベッドのファブリックも
青色の爽やか系だったりと。

いえいえ、もちろん、
私やましたひでこは
そんなことはありませんと、
少しばかり自慢してもいいかしらね。

そうですね、実のところ、
室内の模様替えに十分に気を配るのは、
そう簡単なことではありません。
よほどの時間の余裕と心にゆとりが
なければ出来ないと、私も感じています。

それに、インテリア以前に、
慢性的な散らかりっぱなし、
「片づかない」症候群に
陥っている場合がほとんど。

忙しくて、片づける暇がない。
時間がなくて、片づけどころでない。
疲れていて、片づける気力もない。

こんな三大主訴にまみれている
たくさんの方々と長年おつきあい
している身の私としては、
その根本の原因はどこにあるのかと、
いつも探っているような状態です。

そして、辿りついた結論は、これ。

モノ軸

自分軸どころか、他人軸どころか、
モノ軸。

モノたちを、
自分より高みにあげている私たち。
そして、そのことにさえも
気づかないでいる私たち。

住まいに収納術を駆使して
モノの居場所は懸命につくるのに、
自分の居場所はおろそか。

モノをとって置くためのスペースを
増やすことは考えるけれど、
自分の身体のスペースの確保は後回し。
モノの手入れをしなくてはと
思いはしても、自分のケアは後回し。

過去からの余計なモノを抱え込み、
未来の不安を回避するために
余計にモノを溜め込んで、今の自分を
心地よく応援してくれる大切なモノを
埋もれさせている。

そんな残念な状態を招くモノ軸。

余計なモノたちで空間を窮屈にし、
その窮屈な空間で自分自身を
圧迫しているのがモノ軸。

今、あなたが考えなくては
ならないことは、自分が
「モノ軸シンドローム」に嵌まって
いないかどうかの現状認識なのですね。

そう、モノとの関係は
「つねに愉しいものでありたい」
とづくづくと思う、この頃です。

さあて、今日のあなたも、
一つでも余計なモノを断捨離して、
モノ軸から卒業して下さいね。

それでは、ごきげんさまにて。

PS
断捨離は実践あるのみ。
そして終わりなく続けていくもの。
長い長い道のりの
心強いペースメーカーはこちら

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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