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2016/05/25(水)
【川畑のぶこ】[Q&A] 決断するのが苦手です。
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。
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Q:決断するのが苦手です。
私は決断するのがすごく苦手で、
決めないといけないのに違うことを
したり後回しにしてしまいます。
そしてとても時間がかかります。
家族には相談したこともあるので
事情は知っていますが、まだ悩んで
いるの??いつまで悩んでいるの??
と思われているように感じてしまいます。
徐々に誰にも今の心境を言わなくなって
きて、一人で決めたいと思うようになり
ました。相談するんじゃなかったのかな
とも思います。
家族にもこう思うと
たまに寂しいときもあります。
でも一人で決断し行動するのはとても
勇気がいってどんどん時間が過ぎて
いっています。。
決断できないということは何か解決方法が
あるのでしょうか?
ある人からはカウンセリングに行って
みるのは?と言われましたがそれくらい
の状態なのでしょうか?
もしそれが必要なようであったら行って
みようと思います。自分でもどうして
こんなに不安で時間ばかりが経つのだろう。
と思っているので。。
よろしくお願いいたします。
【ゆき・30代・主婦】
―――――――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ
ゆきさんのように、なかなか決断が
できずに、優先順位の高いことである
にもかかわらず、後回しにしたり、
やたらと時間がかかってしまうという
ことは時折あるものです。
重要な課題であればあるほど、慎重に
なるのは当然のことですから、安易に
決断はせず、じっくり時間をかけたく
なるのでしょう。
プレッシャーがかかって「あとでじっ
くり考えて決めよう」という心理が働き
行動が鈍るのは、ある程度理にかなって
いることかと思います。
極めてわかりやすい例を提示するなら、
結婚相手を選ぶときや、就職先を選ぶ
時などは、安易には決定せず、じっくり
時間をかけるでしょう。
ただし、一事が万事、なかなか決定
できず時間がかかったり後回しにし
たりということが続いているのなら、
これはやはりQOL(人生や生活の質)
を低下させてしまうこともありますから、
問題ともなりますね。
対人関係も、ゆきさんは大事なこと
だからこそ相談したいと思っている
でしょうが、毎回せっかく親身にな
って相談に乗っているのに、そのこと
が反映されないと、相手も自分が
ゆきさんの役に立っているとは思えず、
無力感や虚無感を感じてしまい、
ゆきさんの相談に乗ることに無意識な
抵抗を感じるようになるのかもしれません。
これは残念なスパイラルですね。
時々、相手に「とても参考になった。
ありがとう」という言葉かけを大切に
してみると良いのではないでしょうか。
相手のアドバイスの内容を採用するか
どうかはわからないけれど、少なくとも、
自分自身を振り返るのにとても役立った
ということが伝われば、相手も相談に
乗る労を厭わないのではないでしょうか。
なかなか決断をできない背景には、
「失敗してはいけない」という恐れが
あるかもしれません。
もちろん、失敗しないに越したことは
ありませんが、失敗を恐れるあまり、
前進できなくなってしまうのなら、
ある程度リスクを背負う覚悟を決める
ことが大切であり、ゆきさんの課題に
なってくるのではないかと思います。
人生に失敗はつきもの。
たとえ、失敗したとしても、そこから
また立ち直れば良いし、学べることも
あると受けとめ直してみてはいかがで
しょうか。
失敗は成功のもと。
失敗するたびに賢くなる私なのだと、
肩の力を抜いて未来に向かってみてください。
PS
「恐れ」の気持ちはなくならなくても、
その気持ちを受け止められる自分に
なることはできます。
体の状態が変われば心の状態も変わる。
決断できる自分づくり。
体からアプローチするならこちらがオススメです。
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◎編集後記
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人生のわりと大きなことは、
「えーい、悩んでてもしょうがない!」
と決断(見切り発車?)して、
数々痛い目にもあってきたのに、
日常的なことはズルズル先送り。。。
大きな失敗のほうがダメージも大きいはずなのに。
いやはや、、
などと言ってる場合ではなーい。
今日も先送りゴト対応山積み。
頑張ろっと。
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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