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2016/03/14(月)

【やましたひでこ】スギの間伐=家の断捨離

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

弥生3月14日、月曜日
<旧暦、二月六日>

ごく軽度であるけれど花粉症がうごめ
きだしている。ここ数年はおさまって
いたのにね。

もともと、「花粉症」なんて言葉が
なかった頃からの年季の入ったお付き合い。
かつては寝込むこともあったくらいだから、
その当時のことを思えば、これくらいの
くしゃみ、目のかゆみ、なんのこれしきと
意地を出してみたりも。

でもね、正直、辛いことは辛い。
この不快感、早くあっちに飛んでいけ~

はい、私とご同様の皆様に、花粉お見舞い
申し上げます。

けれど、この時期のスギ花粉を怨んで
みても、スギの木にもスギの木なりの
事情があって、あのようにたわわなまで
に花粉を過剰に製造?するに至ったらしく。

なので、今日のメルマガは、そのお話しを。

なぜなら、多くのスギ植林地と私たちの
家の中の状態が同じ有り様になっているから。

戦後、木材重要がひっ迫し、そこかしこに
スギが植林されることになった。ところが、
建築材として育つ前に安価な輸入外材に
とってかわられるように。

つまり、スギの植林地を手入れしても
収入は望めない。ということで、
スギ林はあえなく放置される運命に。

植林されたスギたちは、間伐があってこそ
健康に育つもの。間伐によって適度な
空間が保たれてこそ、光も風も通り
保水の機能を果たしてくれる下草も生える。

間伐がなければ、鬱蒼とした暗い中で
スギたちは、まるで青白い顔した
不健康な人のようにかろうじて
ヒョロヒョロと育つだけ。

そうだ、スギたちは自分の命に
そこはかとない危惧を覚えている。
だから、せめて子孫を残そうと花粉の
製造に精力を傾けて励むのでありまして。

まあ、ざっくりとスギの置かれている
立場、事情を説明させてもらったけれど。
お分かりですよね、適切な維持管理
手入れがなされずに放置されると
環境がどのように損なわれていくかは。

スギを植えっぱなしにして手入れを怠ること。
モノを使いっぱなしにして始末を忘れること。

間伐をせずに過密にスギが生えていること。
モノを捨てずに過剰にモノを溜め込んでいること。

過密という呼吸不全のスギ林。
過剰という呼吸不全の住空間。

放棄林は、ひたすら、花粉が生成されて。
放置空間は、ひたすら、ホコリとカビとダニの温床に。

間伐とは、植林地全体の健全な環境を
維持するために必要不可欠で、余計な
スギを取り除いていく重要な作業。

断捨離とは、住空間を健康で安全な
環境に維持するために必要不可欠で、
余分なモノを捨てていく大切な行動。

どうでしょう、もしも、あなたが家の中で
ハウスダストのアレルギーに悩まされて
いるのであるならば、断捨離の必要性が
大いに理解できますよね。

ところで、間伐には、「切り捨て間伐」
というのもあるのです。

せっかく間伐をしたにもかかわらず、
切り出されることなく林の中に捨て
おかれるままになること。

それは、山の外に出すにはコストが
かかるばかりで、間伐材はなかなか
お金にはならないからでしょうね。
切り捨ておかれた間伐材は、もはや、
死んでしまった木、だから、そこで
腐っていくしかないのです。そして、
やがては、林全体を腐らしていく
ことになるのですね。

そう、これもまた同じ様なことが、
家の中で起きている。

使わなくなったモノたちを、必要の
なくなったモノたちを、片づけた
つもりになって納戸や押入れに
収めたまま忘れてしまっているとしたら。

その納戸、押入れの中身は、切り捨て
おかれた間伐材と同じ。カビが生え、
やがては、ひたひたと家全体を淀んだ
空間にしていくのですから。

さてさて、スギ花粉症の私は断捨離に
勤しんでいるので、ハウスダストに
悩まされることはないけれど、スギの
木の放置に加担していると言えなくも
ないですね。だって、日本の利益優先
の経済活動の中で生きている一員でも
あるのだから。

というわけで、我が通称断捨離ハウスで
愛用しているダイニングテーブルは、
スギ間伐材を活用してつくられたもの。
そして、暖房器具は、同じくスギの
間伐材でつくられた木質ペレットを
燃料としたペレット・ストーブ。

まあ、私のせめてもの罪滅ぼしの
気持ちもありますが、実は、それ以上に、
このダイニングテーブルもペレット・
ストーブもデザインと機能は優れもの
であることは間違いなしですよ。

さあて、今日のあなたも、
花粉症であっても、花粉症でなくても、
家の中の断捨離に励んで、ホコリの
堆積は阻止して下さいね。

それでは、ごきげんさまにて。

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

スギが必死に子孫を残そうとして
花粉を大量に振りまいている、、
という映像をテレビで見たことがあります。

すごい迫力でした。

押入れや納戸に押し込まれたモノが、
「思い出してくれー」
「使ってくれー」
という怨念とともに、
カビやホコリを振りまいている、、
という映像は見たくもないですね。

断捨離しましょう!

青野慶子

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この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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