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2016/02/10(水)
【川畑のぶこ】[Q&A]仕事が長く続きません
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
Q:仕事が長く続きません。
私は仕事が長く続きません。
長くて2年です。
人間関係が嫌で辞めるのと、仕事が
出来ずに辞めるかのどちらかです。
逃げてはダメだと一般的に言われますが、
体調を崩したりと生活面でも問題が
出てくる為、辞めてしまうのです。
注意されたり、叱られたりすると、
ものすごく萎縮してしまい、ますます
空回りしてミスしたり悪循環に陥ります。
そして、自分は本当に何をやっても
ダメな奴だ。仕事も恋も何もかもうまく
いきません。生きてる価値が無いと
つくづく思います。
今も涙をこらえながら、職場にいますが
自分から負のオーラが出てるのがわかります。
周りも気付いてると思います。
私なんか辞めて、もっと仕事の出来る人に
入って貰った方が、会社の為にもなりますよね?
こんな私はお荷物でしかない気がして
毎日辛いです。
【匿名希望・40代女性・パート】
―――――――――――――――――――――――――――――
A:
FROM 川畑のぶこ
仕事が長く続かずお辛いのですね。
ひと所に定着することが正しい、
逃げてはダメ!という価値を採用したなら
そうなってしまうのも仕方ありませんね。
ところが、もうひとつ、別の視点からみると
どうでしょう。
「職場はそれぞれ数ヶ月から2年のスパンで、
仕事自体はずっと続いている」
のではないのでしょうか?
「私は仕事が長く続かない」のではなく、
「私は複数の職場に関わりながら、
長く仕事をし続けてきている」
というのが現実ではないでしょうか?
仕事をする一義的な価値として、生活する
ためというものがあるかと思いますが、
それはクリアできているのなら、
まずはそこを評価してあげてください。
職を点々としながらずっと仕事を継続
している人は世の中に万とおり、それを
楽しんでいる人もいます。
「職場を変わること」が自分を苦しめて
いるのではなく、イコール
「逃げてばかりのダメな人間」という
無意識な方程式が自分を苦しめている
ということに気づいてあげてください。
働き方はそれぞれ、私の個性だと。
おおらかに受け止めてあげては
どうでしょうか。
職場での辛さに関しては、人間関係や
仕事の内容そのものと、いくつか次元
があると思います。
もし、仕事の内容そのものが匿名さんに
合っておらず、努力が報われないことが確か
(たとえば手先が不器用な人に手先の
器用さを即時に求められる仕事など)
ならば、これは潔く諦め転職が正解です。
これは敗北でなく善処です。
そして誰にでも起こりうることです。
仕事内容はまあまあ適応できているけれども、
人間関係が苦しく、仕事自体が重い
ということに関しては、匿名さんの場合は
課題でなく問題に焦点を当てすぎる傾向が
あるように思われますので、
まず職場や自分自身にとって
「好ましいこと」や「ありがたいこと」
に注意を向ける努力をしてみることを
おすすめします。
「私はショートサイクルで働くスタイル。
この職場も人々も限りある時間のご縁。
やがては離れるのだからいまのうちにできる
大切なことに取り組もう」
という姿勢で、職場や人々との関わり合いで
好ましい点に注意を向けてみてください。
嫌な部分に注意がいってしまうことも
当然のことながらあるでしょう。それでも
その度に「あ、またやってるな」と
気づいてあげて、ひと呼吸おき、
また好ましいことやありがたいことに
注意を向け直してみてください。
気分がガラっと変わってくると思います。
また、仕事以外の場で、自分が
リフレッシュできたり、楽しめたり
する時間をリストアップして、
積極的に日常生活に取り入れるように
してみてください。
これは「人生の仕事」と位置づけて
取組んでみてください。
全てを仕事や職場で完結する必要はありません。
また、全ては連動しあっています。
清々しい時間や楽しい時間というのは、
私たちをよりクリエイティブにしてくれて、
自然に前向きな気持ちにしてくれるものです。
PS
水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)
あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。
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◎編集後記
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できていることに目を向ける、
プラスのことを考えるって
なかなか難しいですよね。
私の場合、
頭では理解してるつもりでも、
口をついてでてくるのは、
・◯◯さえなければ、、
・ ××でない状態なら嬉しい
・△△なことが起きなければラッキー
と、マイナス表現ばかりに
なってしまう傾向が、、
「減点法」が染み付いてる証拠
でしょうか。
断捨離は「加点法で!」
とやましたさんは言います。
「片づけられないダメな私」
と自分を責めるのではなく、
1つでもモノを取り除けたら
「前より1つ減った!」
と加点法でとらえ、さらに、
「よくやったな、私」
と自分を褒めることも忘れない。
断捨離は「減点法から加点法でとらえる
意識改革」でもあるんだと。
「好ましいこと」「ありがたいこと」
にすぐに目を向けられないときは、
目の前のモノを1つ減らして、
「すごいな私!」をやってみるのも
いいかもしれないですね。
青野慶子
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この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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