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2016/01/29(金)
【小松易】発表!「2016年の漢字」
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易
発表!「2016年の漢字」
こんにちは!
かたづけ士の小松易です。
昨年12月に配信したメルマガで
私が毎年、漢字一字に想いを託して
一年を開始しているという話をしました。
2016年の漢字が決まりましたので
発表します。
今年の漢字は、「基」です!
基本、基礎、そして、基準など、
基で始まる熟語は日常的に
よく使われていますよね。
かたづけ士として11年目を迎える
今年は、もう一度初心に帰って。。。
いえ、実のところ「初めに戻る」というより、
本心は、「基本」には帰るけど
「初心」には戻らない、なんです。
10年間これまで積み上げてきた土台、
基礎にのって、新たな一歩を踏み出そう、
そんな気持ちなのです。
ポイントは、2016年は
「基」を大切にする年という訳です。
ところで、あなたの部屋、片づいていますか?
モノの置き場、きちんと決まってますか?
一人暮らしの部屋の片づけの基準は
「自分が分かれば、OK」
とも設定可能です。
ところが、二人以上で住む部屋や
会社での片づけは
そうはいきません。
そこには「基準」が必要になります。
当然、「自分だけ」ではなく、
「誰もが分かる」が基準です。
例えば、会社でこんなやり取り、
聞いたことありませんか?
部長「そういえばAさん、どこに行った?」
Bさん「いや、さっきまで席にいたんですが、
どこ行ったんでしょうね~」
Cさん「多分、この机の状態なら、
ちょっとトイレでも行ったんだと思いますが。。。」
実はAさん、すでに帰宅していました。
誰がどこにいるのか、
そのことすら他の社員が分からないということが
日常的に頻発している会社は、
大抵モノも片づいていません。
何がどこにあるかが定まらず
いつも誰かがモノを探しているのです。
「Aさんの居場所」と
例えば「セロハンテープの置き場」とは
一見無関係なようですが、
「情報」という観点からは、
基本的に同じこと。
社内での情報の共有化が徹底されて
いないということなのです。
私が大好きな無印良品の良品計画元会長
松田忠三さんはこう言っています。
「オフィスがきれいに整理された企業は、
清掃に対する意識が高いだけでなく、
情報発信の高い企業でもあるのです」
良品計画もかつては、書類やファイルが
積み上げられて、今にも雪崩を起こしそうな
デスクが多数あるようなオフィスだったそうです。
机の上の作業スペースは紙一枚分ほど。
ところが今は、クリアデスクルールを実施し、
すべてのデスクが片づいています。
文房具は個人所有を廃止し、
部門ごとで共有しています。
さらに書類は、共有文書で仕事をするよう
徹底しました。
それは、「個人」に「仕事」を紐づけるのではなく、
「組織」に紐づけるために、
共有文書でやり取りする習慣をつけたのです。
「モノの置き場」という情報の共有化から、
より複雑な多岐にわたるコトの情報の共有化へ。
結果、社員の情報に対する感度を上げることに
成功したと言えるでしょう。
複雑な「コト」のかたづけのスタートは、
まずは、「モノ」から。
やっぱり、「モノ」を整えるから。
片づけが難しいと思ったら
「基本」に戻る。
でも、忘れないで欲しいのことは
あなたの片づける力は
決して「ゼロ」なのではなく、
すでにできていることがある。
そのことを認めて、
その上にのって前に進みましょう!
それが今日のポイントです。
いつもあなたを応援しています。
小松易
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この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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