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2015/10/24(土)
【安永周平】河川敷の壮絶なバトル
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 安永周平
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2015・10・24 No.1486
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◆今日の断捨離 「河川敷の壮絶なバトル」
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先週の日曜日のことなんですが、
とても天気がよく気持ちいいので
大阪では有名な淀川の河川敷まで
散歩しようということになりまして。
自転車をこぎながら向かうと、
淀川の河川敷は結構広くて、
駐車場もあり、場所によっては
バーベキューなどもできるようで。
野球場・グラウンドもいくつかあり、
その日は少年野球で賑わっていました。
そんな河川敷には草花が生い茂り、
秋の風物詩であるススキがたくさん
生えているるわけですが、、、
そのススキを遥かに超える存在感を
放つ黄色い花畑が眼に入るわけです。
黄色い花畑…キレイなんですが、
何の花だろう…と思いまして。
「菜の花って春だよな?」
と思いながら、スマホ片手に色々と
調べていたら正体がわかりました。
「セイタカアワダチソウ」
(※以下、Wikipediaより一部引用)
北アメリカ原産で、日本では切り花用の
観賞植物として導入された外来種で、
ススキなどの在来種と競合する。
河原や空き地などに群生茎は、
下の方ではほとんど枝分かれがなく、
先の方で花を付ける枝を多数出す。
秋に濃黄色の小さな花を多く付ける。
種子だけでなく地下茎でも増える。
根から周囲の植物の成長を抑制する
化学物質(アレロパシー)を出す。
日本各地で刈取りや抜き取りなど
駆除活動が展開されている。
(引用ここまで)
、、、なんてこった。
濃い黄色で、ススキの白と
空の青とのコントラストが
とてもキレイに映えていたのに…
どうやらこの2つはライバルで
僕の目の前で起こっていたのは、
生き残りをかけた壮絶なバトル。
セイタカアワダチソウにいたっては、
根っこから他の植物の成長を阻害する
超攻撃力の強い問題児だったのです。
この攻撃力がゆえに一時期、
日本中の野原や空き地は完全に
セイタカアワダチソウに牛耳られ
征服されたかのようにみえました。
しかし、このセイタカアワダチソウ、
実は、その強すぎる生命力がゆえに、
自分が生えている地表深さ50cmの
栄養・肥料を使い尽くしてしまい、
どうやら最近は自滅する傾向にあると。
そして「これはチャンス!」とばかりに
ススキの猛反撃が始まっているようで。
宿命のライバルが枯らした土地に、
再び栄養を与え、毒素を消化し分解。
ススキは他の植物よりも効率よく
光合成をすることができるために、
劣悪な環境でも通常通りに繁殖し、
セイタカアワダチソウの勢力が衰えた
このタイミングで、ここぞとばかりに
勢力を巻き返してきたのだとか。
日本人としては「ススキ頑張れ!」
と応援したくなってしまいますね。
現在は、共生しており、少しずつ
ススキが優勢になってる状態で、
僕が見たのはそんな風景だったと。
いやいや、人だけでなく花も
見た目によらないものですね(汗)
* * *
ちなみに海外では、これが逆で
ススキの強さが恐れられています。
アメリカをはじめとした北米では
ススキが侵略的外来種として
猛威をふるっているとのこと。
日本から見るか、
アメリカから見るか…
そんなふうに視点が変わると、
正義も悪も変わってしまうもの。
(でないと戦争は起こらないし)
自分の視点で見るか、
他人の視点で見るかで、
同じ物事でも解釈は違います。
自分から見たら正しいと思っても
他人から見ると、なんか違う…
そんなこと、日々の生活で
いくらでもあると思うのです。
自分ではオシャレだと思ってる服が、
他人から見ると、超ダサい…とか。
ちなみに安永は時々、洋服のセンスが
「理系男子っぽい」と言われますが…
要はダサいと言いたいのでしょう(汗)。
そもそも洋服って、自分よりも
他人が見ることのほうが多いから、
目の前の相手へのサービスとして、
自分のこだわりは捨てるべき…とか。
いやいや、それでは他人軸だから、
「自分が着ていて気分がいい服」を
着ることの方がずっと大事だ…とか。
洋服の選び方だって、視点の違いで
何を選ぶのかが違ってくるわけで。
これに関しては、どっちが正解…
ではなく、双方の視点、あるいは
別の第3の視点を発見するという
俯瞰的な視点で見て、意識的に
選択すれば、どれでもいいはず。
唯一正解の服なんて、
どこにもないわけですから、
自分のためであれ他人のためであれ、
最終的に自分で考えて選んだ服は、
あなたをいい方向に導いてくれるはず。
洋服って、日常的なモノですが、
意外と人生への影響は大きいなと、
「この音声講座」を聴いて以来、
ずっと思っていることですし…
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PS
遠回しに「ダサい」と言われないよう
安永も洋服の断捨離に精進します(^^ゞ
この記事の執筆者について
安永周平
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