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2015/06/05(金)

郵便物の「封切り作戦」

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易

 

FROM 小松易

こんにちは!
かたづけ士の小松易です。

「片づけ」と「習慣」

どちらも1日に何度も
頭の中を駆け巡るキーワード。

「片づけ」を考える上では「習慣」
「習慣」を考える上では「片づけ」

いずれも「片づけ問題」を解決する上で
私にとって大切な起点に
なっている言葉なのです。

例えば、書類が片づかないと思ったら、
書類だけを見るのではなく、
クライアントの「習慣」を見てみると
意外なところから解決の糸口が見つかる
ということが良くあります。

たとえば、以前こんなお困りごとを
Aさんという女性からいただきました。

「郵便物が溜まってしまっています。
 毎日毎日たくさんのDMが届き、嫌になります。

 丸ごと捨ててしまえ!と思うのですが、
 大事な手紙がまぎれているかもと思うと、
 捨てられません。どうしたらいいでしょうか?」

まず最初に考えるべきことは、

「モノ」ではなく、「行動」。
そしてつまりは、「習慣」。

もうひとつ、着目すべきポイントは、
「結果」よりも「原因」。

「郵便物(モノ)が溜まっている」
というのは、すでに起きている「結果」です。

つまり、「溜まった状態」を
作ってしまった行動、
つまり習慣を見てみるということなのです。

何事も溜めてしまいがちな人の共通点は、
「初動が遅い」という習慣があります。

その取り急ぎの解決方法は
「初動」を意識せよ、となります。

つまり、「最初が肝心!」ってことですね。

郵便を郵便受けから取ってきたら、
そのままテーブルの端に、
つい置きっ放しにしてしまうのが
片づけが苦手な人のついやってしまう行動。

郵便受けから「郵便物を手に取った」
まさにその瞬間こそが、
肝心な「最初」にもかかわらずです。。

では、いったいどうすれば
いいのでしょうか?

はい、郵便物をテーブルに置く前に
まず、封を切るんです。

次のステップの作業を躊躇なく、
すぐにやることなんです。

封を開けると、不思議と
ついつい中身も見たくなります。

中身を出したら、その勢いで
「要る」「要らない」を判断して、
要らないものはその場で
処分していることでしょう。

郵便受けから取る
→封を切る
→要る・要らないの仕分け
→処分

もし、「処分」まで
息が続かないとしたら、
せめて「封を切る」だけ
やってみてください。

その後の行為はできても、
できなくてもいまはOKです。

まずは1週間、
「すぐに封を切る」ことに意識を集中
挑戦してみてください。
きっと何かが見えてくると思いますよ。

ぜひ、「封切り作戦」、
試してみてください。

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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