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2015/02/20(金)
【小松易】映画に大切な「選択力」
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易
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2015・2・20 No.1240
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◆今日の断捨離 「映画に大切な「選択力」」
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FROM 小松易
こんにちは!
かたづけ士の小松易です。
毎年2月後半は
2つの「アカデミー賞」の時期です。
「日本アカデミー賞」と
ハリウッドで行われる「アカデミー賞」です。
どちらの映画賞にも、
ハイライトである「最優秀主演男優賞」
や「最優秀主演女優賞」があって、
最後に1年で一番すぐれた映画に
「作品賞」が贈られて会は締めくくられます。
これらの賞は毎年注目しているのですが
今年は、かたづけ士として
ちょっとマイナーな賞にも
注目したいと思っています。
その賞とは、「編集賞」です。
メジャーな賞の陰に隠れているが
実は映画製作にとってはとても
重要な賞の一つと言えます。
ある本によると、
アメリカ映画では日本以上に
編集者の権限は大きいのだとか。
監督が撮影したフィルムは
一旦預けられ、編集者の手によって
1本の映画に仕上がっていくことが
多いのだそうです。
映画を1本作るには、
膨大な量のシーンを撮影します。
そこから不要な部分を削ぎ落とし
残されたシーンをつないで
1本の映画が完成する訳です。
良い映画になるかどうかは、
監督以上に編集者の手にかかっていると
言っても言い過ぎではないかもしれません。
この削ぎ落とす作業に必要なのが「選択力」。
片づけで最も重要になってくる
“仕分け”の作業に欠かせないのも
同じく「選択力」ですね。
DVDを持っているほど、
私のお気に入りの1つに
『シックス・センス』という映画があります。
その特典映像で監督が話すエピソードが、
とても印象的なものでした。
「映画学校では、一番好きなシーンを
カットするように教わるんだ。
だから、この映画は僕の一番お気に入りの
ラストシーンをカットした」
良いシーンなのに、
あえてそれを省くことで
生まれる本編の素晴らしさ。
うーん。ほんとうに映画って奥が深いです。
でもこれは、映画監督や編集者ではない
私達でもちょっとした日常のシーンで
置き換えることができます。
前回お話ししたように
スピーチや、自己紹介、SNSなどに
投稿する文章などは、
あれもこれも伝えたいあまり、
つい情報をたくさん盛り込んでしまいがちです。
ここで、「選択力」を使って
不要な部分を削ぎ落としてみる。
すると、残されたものがより洗練されて、
印象的な仕上がりになるんです。
“物”も同じで、あふれる物の中で暮らすより、
選び抜いたお気に入りの物の中で暮らす方が、
心地よかったり、気持ちにゆとりが生まれたりします。
引き算の美学、というやつですね。
要らないものを捨てていくことで、
残されたものがより輝く。
色々な物や言葉、情報が
あふれている今だからこそ、
忘れずにいたい考えです。
小松易
未公開エンディングも収録された
『シックス・センス』。
観たことのない方はおすすめです!
http://tinyurl.com/ktuuewr
かたづけ士小松易が主宰するスッキリ・ラボ
http://www.sukkirilab.com/
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◎編集後記
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「一番好きなシーンを切る」とは
なんともニクいお話ですね。
捨てていくことで、
残されたものがより輝くというのは
人生でも同じだと思います。
もし、あなたが今、
自分の人生は、余計なシーンばかりで
埋まっていると感じているなら、
こちらのコースがオススメです。
↓
>http://123direct.jp/tracking/cr/SiEys5gH/189779/10199574
※本日まで
ー渡辺万里子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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