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2014/09/03(水)

【川畑のぶこ】思わぬロ~ングバケーション

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・9・3 No.1070

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◆今日の断捨離 「思わぬロ~ングバケーション」

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一気に秋の気配で、
夏大好き人間としては
寂しさ禁じ得ない今日この頃。

 

「夏よ戻ってきておくれ~」と
心の中で叫びながら、
ぼんやり夏の思い出写真をスクロールする。

 

この夏は社会人になって
初めての体験をすることに。

 

それは…
ロ~ングバケーション♪を取ったこと。
ずばぬけ最長の3週間の休暇をとった。
いや、実際は、3週間の休暇となった。

 

南西諸島にある、実家の沖永良部島での
定番バケーションだったのだけれど、
最初の週は仕事仲間等を連れて島を案内、
次の週はいちど本土に戻って仕事をし、
3週目に再度、ジジババ留学をしている
2歳の息子を引き取るのと、
お盆で先祖と親族とで、
飲んで歌って踊るのとで、戻る計画だった。

 

が、しかし、2つの出来事が重なり、
2週目の仕事が飛んで、ストレートの
3週間バケーションとなった。

 

その出来事とは;
①台風
②母が倒れた
ことだった。

 

子どもの頃は、お盆を過ぎると
台風というのが通説だったのに
近年の気象状況には通用しない。

 

私より活動的で、
冗談ばかり言っている母ももう80歳。

 

自然と老いと病気とが相手では、
力ずくのコントロールがかなわず、
「計画通り」の執着を手放さざるを得ない。

 

仕事で研修指導をする予定だった
複数の医療機関とも、
ありがたく調整がつき、
安心して島に留まることができた。

 

母も静養を充分にとれば
大丈夫とのことで、布団に寝かせ、
父と私とで大型台風に備える。

 

築80年の家の窓という窓全てに
木製雨戸を閉めて釘を打ちつける。

 

懐中電灯と蝋燭、
そして食材の買い出しにいくと
スーパーの生鮮食品の棚にはほとんど何もない。

 

離島は台風になると物資の供給が
ストップしてしまうのだ。
島人は慣れたもんで、淡々と対応をしている。

 

案の定、停電になり、テレビもつかない。

 

昼間なのに家の中は真っ暗。
心細くなるかと思いきや、
これがなんでかまた、す~んごく落ち着くのだ。

 

蝋燭などをつけると、
なおさら瞑想的な時間で、
日常を離れてどこかにタイムスリップ
してしまった感覚に陥る。

 

忘れていた感覚がよみがえる
…って、暗がりで生活した日々は
記憶に無いので、果たして島の祖先が
洞窟で暮らしていた記憶が
DNAレベルで蘇るのだろうか?
などと太古の祖先に思いを馳せてみたり。

 

母だけでなく、父も私も子どもも
横になってひたすらダラダラする。

 

なんにもしない時間、
なんにも出来ない時間が
こんなにも豊かなものかとつくづく
台風と病気の恩恵を味わうことになる。

 

沖永良部島は数年前、
出生率が日本で1位の市町村になっている。

 

その前年に台風が多かったからとの噂も。

 

なるほど、自然に屈し、
家族の距離が縮まり
親密に関わる時間が増えたなら
当然の結果でもあるのかも。

 

幸い台風の島直撃は免れ、数日後には
晴れやかな夏の天気が戻る。

 

台風直後はとくに空と海が綺麗なので
ぶらーっと浜めぐりをしていたら、
眠そうにしていた子どもがおもむろに
「ママ、はだばんこ(はだかんぼ)になってもいい?」
と尋ねてきた。

 

「なんで?」と返すと
「およぐの」だと。

 

うーん、この美しさには抗えまいと、
「いいよ」と返すと、
奇声をあげて服を脱ぎ、
満面の笑みで海に突入していった。

 

寄せては返す波。

 

自然は私たちから色々なものを
奪うけれども、
私たちにもたらすものも大きい。

 

みなさんはこの夏、
VACATION(=からっぽの時間)
とられましたか?

 

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◎編集後記
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なんだか、心が解放されるような
気持ちになるメルマガでしたね♪

 

からっぽの時間が教えてくれる事って
たくさんありますよね。

 

ローングバケーションとは
いかなくても、
ココロとカラダの声を聞きながら、
からっぽの時間をつくっていきたいですね。

 

―渡辺万里子

 

PS
カラダの調子が悪いと、
ココロも元気がなくなってしまいますよね。

 

そんなときは、
こちらをどうぞ…

http://123direct.jp/tracking/cr/rhDoWJG7/177142/10199574

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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