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2011/12/26(月)
【やましたひでこ】母の気持ち、子どもの気持ち
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2011・12・26 No.88
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FROM:やましたひでこ
ダンシャリアンの皆様、ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
月曜日は、やましたの担当です。
さて、クリスマスが済んで、今年も余すところ後5日。
今年の断捨離は、今年の内に!
なんてね、やましたも、
知らず溜めこんでしまった心の澱<おり>の
物的証拠品を、駆除?すべく、
断捨離に励んでおります。
さて、今回も「子供のモノについて」の質問から。
続編です。
はい、ダンシャリアン、断捨離仲間のあなたへ、
今日も、メールマガジンをお届けします。
あなたとわたしの「ごきげん度」UPに、
より貢献できることを願いつつ。
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◆今日の断捨離 母の気持ち、子どもの気持ち
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なにもかも溜めこむ子、まったく捨てようとしない子。
古い学校のプリントやテストの答案用紙まで、
すべてとっておくと主張してやまない子。
人のモノには、手を出さないのが断捨離の鉄則。
だから、じっと、こらえてはいるのだけど、
やはり、捨ててはいけないのでしょうか?
そんな質問をするお母さん。
お子さんは、小学生のようですね。
子供が、捨てない、何もかも溜めこむ。
そんな現状を前にして、母親として、
勝手に捨てていいもか思いあぐねているのですよね。
本心は、捨てたい思いが勝っているのだけど。
けれど、これも、
もし捨てる是非だけを問うのであれば、
打ち手が不十分だと言えるのではないかと思われます。
その前に、なぜ、この子が、捨てずに溜めこもうとするのか、
考えたことがあるのかしら。
そう、問い返すと、お母さんは、
まったく考えたことがなかった、と。
そうですね、断捨離とは、
現象面にジャッジを加えていくものではありません。
捨てる良し悪しだけを思考していたら、
肝心の子供の声は聞こえてこないし、
心も見えてはきませんね。
そして、考えたとしても、なぜだかわかりませんと、
答えるお母さん。
もちろん、わからなくても構わないのだけど、
わからないからこそ、わかろうとする姿勢が必要ですよね。
どうして、この子は、何もかもとっておきたがるのだろうか、と。
断捨離とは、モノを通して、自分の心に寄り添うプロセス。
そして、自分の心に寄り添うことができるからこそ、
相手の気持ちにも寄り添うことができる。
捨てさせようと、自分の前に立ちはだかってくる母親。
それは、無言の圧迫と介入。
子供は、必死になって、それに抵抗している。
お母さんは、僕の大事で好きなモノを知ろうとは、してくれない。
お母さんは、僕の声には、耳を傾けようとは、してくれない。
お母さんは、僕の気持ちをわかろうとは、してくれない。
この子の心は、お母さんの「してくれない」で、いっぱい。
そんな不足感で、いっぱいいっぱい。
だから、その不足感を、モノを捨てないことで、訴えている。
だから、その不足感を、モノを溜めこむことで、満たそうとしている。
そんな、いたいけな子供の姿が、思い浮かぶのだけど。
どうでしょう。
やましたひでこにご質問がある方は、
以下のフォームからお送りください。
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個人情報が明らかなにならない形で
メルマガを通してお答えしていきます。
ありがとうございます。
やましたひでこ
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この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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