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2014/04/18(金)
【小松易】「分ける」には2種類
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 小松易
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・4・18 No.932
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◆今日の断捨離 「「分ける」には2種類」
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こんにちは!
かたづけ士の小松易です。
前回、とにかく「整理」を
しっかりやりきる大切さについて
しつこく(笑)お話ししました。
その整理で大切なことは、
「モノをいかに減らすか」
ですが、それが苦手な方だという人が
まず焦点を当てる必要があるのは
実は「減らすこと(捨てること)」
ではなく、「分ける」なのです。
つまり、減らせない人、
捨てられない人は、
分けられない、ということです。
そして、「分ける」達人になりましょう、
というのが、今日のお話です。
実は、この「分ける」は
大きく2つの「分ける」があります。
片づけを上手く進めるためには
「分ける」行為そのものをしっかりと
分ける(区別する)必要があるのです。
それが、「分別」と「分類」
通常これは特別意識せず
何気なく使っている方も
多いと思います。
以前、私自身も
まさにその一人でした。
ところが、片づけを
「整理」と「整頓」に分解していくと、
整理と整頓でそれぞれ「分ける」
が登場し、それぞれの「分ける」は
目的が違うことに気がつきました。
すなわち、
整理で行うのは「分別」
整頓で行うのは「分類」
なのです。
なんだかややこしいなぁという方、
こんな覚え方はいかがでしょうか?
分別とは、「分けて、別れる」
分類は、「分けて、類にする」
ですから「分別ごみ」は、
捨てるのが前提で分けることであり、
図書館の「本の分類」は、使う(読む)
のを前提でグループ化されています。
前回の話の流れでこれを当てはめると、
まず、捨てるを前提に「分別」をして
身を軽くし、取っておくと決めたものを
しっかりと、「分類」していく、
ということになるでしょう。
先日、この話をある会社の研修で
話したところ、その会社の部長が
最後に感想で
「この話を聞くまで、私は片づける
と言って『分類』だけ一生懸命
頑張っていたことに気がつきました。」
と言いました。
「分類」は、維持するため
にはとても大切な行為。
ただ、その前にまずは、
「分別」を意識して
取り組みましょう!
では、今週末は「分別」を意識して、
片づけを楽しく取り組んでみてください!
かたづけ士 小松易
かたづけ士小松易が主宰するスッキリ・ラボ
http://www.sukkirilab.com/
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◎編集後記
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頭では同じように考えていても、
実情は別のもの…という言葉は、
意外と多いのかもしれないですね。
文字にすると、それはよくわかりますし、
「悩みを紙に書き出してみよう」なんて
言われるのも、それゆえかもしれませんね。
―安永周平
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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