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2014/03/05(水)
【川畑のぶこ】[Q&A]妥協してしまう自分
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・3・5 No.888
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◆今日の断捨離 「川畑のぶこへのQ&A」
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Q:洋服が買えません
何年もかけて断捨離をしています。
「勿体なくて捨てられない」
「いつか使うかも…。」
と思っては同じ位置に戻し
なかなかスッキリいきません。
しかし勿体無いと思っていても、
ある日これは捨てても平気と
気持ちが向くとあっさり断捨離できます。
そんな亀の歩みの断捨離ですが
以前よりだいぶ片付いてきました。
前置きが長くなってしまいましたが
最近、洋服が買えなくなって
きてしまいました。
やっとの思いで断捨離をしてきたので、
とくに高価な服を買う時には
「本当に着るか?」と考えてしまったり、
また捨てられなくなって洋服が
増えてしまうと思うと、買うことが
できなくなってしまいました。
他にも結婚式や祝賀会などで、
一年に一回着るか着ないかの洋服は
高かったのに着る出番はないし、
またタンスの中を占領されてしまう
と思って憂鬱です。
高いけど自分の気に入った洋服や
ドレスは今後着る機会がないから、
「まぁこれなら……。」と自分が妥協
できる安い洋服を買ってしまいます。
(↑これなら断捨離できる。)
自分がご機嫌でいられるように
断捨離をしていますが、
断捨離をして見えてきたのは
「損をしたくない。」
という思いが強い自分でした。
自分の気に入った高い洋服を買えば、
今後着る出番がない洋服を買て
勿体無い&捨てられないストレス、
妥協して買った洋服は心のどこかで
満足できていないストレス。
どちらにしても洋服を
買うことを楽しめません。
この考えを切り替えるには
どうしたらいいのでしょうか。
【30代 女性 OL N子様】
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FROM 川畑のぶこ
A:
ダンシャリアンのあなたも、N子さんの
ように「どうせ捨てることになるかも」と
考えるとなかなかモノが買えないという人は
少なくないのではないでしょうか。
買い物に慎重になること自体は
決して悪いことではないと思います。
ただし、過ぎたるは及ばざるがごとし。
慎重になりすぎてしまったのなら、
モノを持ちすぎるのと、
精神構造は結局一緒です。
「持たねば」も
「捨てねば」も
根は一緒。
「いつか着るかもしれない」も
「いつか捨てるかもしれない」も
根は一緒。
それに囚われ、脅かされていたら
結局人生を損なってしまうわけです。
N子さんに、ぜひ意識して
いただきたいのは、断捨離の目的は
モノを減らすことや、モノを
持たないことでは無く、暮らしに
和をもたらすことだということです。
そこに調和はあるか?
そこに和みはあるか?
と問うてみてほしいのです。
そして断捨離は恐れを手放す
レッスンでもあります。
そのためには
失敗してもOK.
後悔してもOK.
取り返しのつかないことに
なるわけではないし、
そこから学べる自分だという
信頼感を育むレッスンです。
買って後悔するときもあれば、
捨てて後悔するときもあるでしょう。
損することもあれば
得することもあるのが人生です。
常に得しなければいけないとか
決して損をしてはいけないとか
完璧主義に陥って己を脅かすのなら、
その完璧主義を手放してみることです。
未来は予測不可能。
私達に出来るのは、今この瞬間に
自分に出来るベストを尽くすことのみです。
後悔したら
「それがその時点の
私にできるベストだった」
と思いだしてください。
そして、常にそこからまた
前進できる私だと信頼してみてください。
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◎編集後記
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個人的に、N子さんが断捨離で
「損をしたくないと強く思う自分」に、
自分で気がついた事自体が、まず、
とっても素晴らしいな…と思います。
おそらく、それは洋服というモノと、
向き合うことで得られたもの。
悩みを解決するためには、
その悩みについて深く知ることから、
具体的に知ることから始まるのだから、
それは間違いなく前進であると思うのです。
ぜひ、そのことに自信を持って、
ベストを尽くした自分を信頼しては
いかがでしょうか?
―安永周平
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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