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2014/02/06(木)
【やましたひでこ】人間関係を悪くする方法
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・2・6 No.861
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◆今日の断捨離 「人間関係を悪くする方法」
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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
立春が過ぎたのに厳寒。
いえいえ、立春だからこそ、
寒さの底にあるのでしたっけ。
この季節を夜明け前に、
例えればいいのですね。
今が一番暗い時、でも、
これからは、明るくなるばかり、
そう、寒さも緩んでくるはず、
少しずつかもしれないけれど。
ところで、暑中、残暑と、
お見舞いがあるように、
寒中お見舞いがあれば、
残寒お見舞いもあってもいいはず。
でも、それはあまりきいたことがない。
もしかして、残寒お見舞いはあるのだけど、
風習として定着していないだけなのか。
どうなんだろう。
いずれにしろ、今暫くは
続くであろうこの寒さ、
どうぞご自愛くださいますように。
それにしても、これからは、
インフルエンザ最盛期お見舞いとか、
花粉大量期お見舞いとか、
季節の風物の捉え方も変わって
いくのかもしれない。
これって、あんあまり
歓迎はしたくはないけれど。
◇◇◇◇◇
死蔵品
死んだ部屋
死んだ人間関係
なんだか、物悲しいような、
淋しい言葉を並べてみる。
そして、いつものごとく、
つらつらと考えてみたのだけれど。
死蔵品とは、そもそもが
どんなモノをさすのかしらね。
それは、死んだも同然の
生かされていないモノたち。
つまり、『わたし』が活用することなく、
押入れに押し込んでしまったモノたち。
そう考えると、
モノを生かしていていないのが、
『わたし』のせいだと考えると、
死蔵品とは、『わたし』が
殺してしまった数々なのかもしれない。
あれ、申し訳ありません。
なにやら、物騒な穏やかならざる話に
なってしまいましたね。
そして、その死蔵品が累々と、
山のように築かれた部屋は、
さしずめ、モノの安置所とでも、
言ってもいいのでしょうか。
つまりは、死んだ部屋。
それは、部屋が人の部屋として、
活用されることなく、
しかも、物置としても機能していない
誰も、そこに入ろうともしない部屋。
物置であるならば、
モノが必要になった時、
取りに入ることはあるだろうから。
このような部屋は、
私が暮らす地方都市の一軒家では、
しばしば見かけることがある。
もちろん、東京のような
大都市のマンションでも、
小さな収納スペースで、
そんな光景が展開していることを、
何度も目撃してきた。
モノとの関係が、
機能不全を起こしていれば、
そのモノたちが堆積している部屋は、
空間の機能不全を起こしていると、
いっていいだろう。
機能不全とは、
本来、そのものがもつ機能が、
存分に発揮されていないこと。
そう、理解してみようか。
だとしたら、
機能不全を起こしているモノたちが
堆積している、機能不全の空間で、
もしも、私たちが暮らしているとしたら、
そこでの人間関係はどんなことになるのか、
容易に想像できるはず。
キッチンがキッチンとして
機能していない場で、
食事の支度をする妻。
ダイニングがダイニングとして
機能しいない場で、
食卓を囲む夫婦と子供たち。
寝室が寝室として機能していない場で、
眠らなければならない、
仕事に疲れて帰ってきた夫。
そこには、寛ぎもなく、癒しもなく、
安心もなければ、元気もない。
そこにあるのは、苛立ちとあきらめ。
結果、家族としての人間関係に、
機能不全が起こることになる。
人間関係を調えるには、
空間という場を整えることから始まる。
空間という場を整えるには、
モノとの関係を調えることから始まる。
どうですね、ここまで
読んで下さったあなたなら、
私やましたひでこが、
申し上げたいことは、
すでに理解なさったと思う。
もしも、あなたが夥しいモノたちを、
死蔵品として、家のどこかの空間に、
放置したままにあるのなら、
直ちに、しかるべき行動を
起こす必要がある。
『わたし』が死なせてしまったモノたちは、
『わたし』がきちんと片をつけて
いかなくてはならない。
そうだ、他の誰でもない、
『わたし』自身が、きっちりと
そうしていかなければならない。
どうでしょう。
もしも、その死蔵品たちを、
ふたたび生かして蘇らせること
が可能であるのなら、
また、話は別ではあるけれど。
でも、その場合にしても、
いつまでも、先送りした放置が、
許される訳ではありませんよね。
有難うございます。
あなたとの出逢いにいっぱいの愛を込めて。
やましたひでこ
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◎編集後記
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モノが溜め込まれた部屋、
散らかって乱れた家の中、
機能不全の空間…
これらによって起こる最大の損失は
人間関係なのかもしれませんね。
乱れた環境では、イライラもすれば、
必要以上に人と接しようとも思わない。
おのころ心平がよく、
「人はひとりでは病気になれない」
と言いますが…人間関係が悪いこと
から病気が起こるのであれば、
その問題を解決するために、
部屋を片づけること、
モノを片づけること…
これらは、とても価値のあること
だとは思いませんか?
ぜひ、断捨離、続けていきましょう。
―安永周平
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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