ホーム / 【やましたひでこ】引き算と足し算
2013/04/08(月)
【やましたひでこ】引き算と足し算
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2013・4・8 No.556
<メルマガ登録>
※PC:こちら からご登録ください。
※携帯:こちらから空メールをお送りください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
——————————————————————–
◆今日の断捨離 引き算と足し算
——————————————————————–
FROM やましたひでこ
ダンシャリアンの皆さま、ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
桜前線が北上し、
ついでに春の嵐もやってきて、
そして気温は上昇中。
暖かさとともに苦手な早起きも、
できるようになりますね。
朝早く目覚めると、
そうだ、朝早くから活動できると、
1日がとっても「得」をした気分になるもので。
ああ、「得」というよりは、
「儲かった」気分になるのですね、私の場合は。
1日儲けて、それが1週間、ひと月、1年と続いて、
儲けが、さらに積もるわけでして。
なんてね、ああ、たった数日早起きしただけで、
ずいぶんとオメデタイ計算をする私。
けれどね、断捨離は加点法の思考がモットー、
だから、それでいいのです!
はい、ダンシャリアン、断捨離仲間のあなたへ、
今日は、やましたひでこからのメッセージ。
そう、暮らしを溢れる笑顔でいっぱいにするために。
そう、仕事を勇気ある挑戦で満たすために。
そう、人生をより果敢に生きていくために。
◇◇◇
モノをひたすら捨てる娘と、
モノをひたすら抱えこむ母親と。
モノを心ゆくまで捨てたい娘と、
モノをどこまでも抱えていたい母親と。
モノを捨てる自由を謳歌したい娘と、
モノを抱え込む権利を満喫したい母親と。
もちろん、ここでいうモノとは、
今の私にとって不要で不適で不快に、
すでに成り果てた関係のモノたち。
それから、この娘とは私やましたひでのことで、
この母親とは、私の実家の母のこと。
ああ・・・これが、私の母娘関係。
こんな関係で、生きること50年プラス幾年!
母と私との間に、どんな断捨離バトルが勃発したかは、
想像にかたくないですよね。
ひたすら取り込み、どこまでも抱えこむ老いゆく母親に、
「そんなに持っていても、あの世までは持って行けないのに」と、
嫌味のひとつも言ってみたくなる私。
そして、かえってきた言葉がこれ。
「いや、あの世まで持って行く!」
ああ、嫌味の攻撃には、
反発の逆攻撃しか返ってこないことを、
身をもって学ぶ日々が、
かつては続いていたのです^^;
そんなバトルに、なんの創造性もないですね。
私の場合、母との関係だったけれど、
この「捨て派」VS「溜め込み派」の関係が、
たとえば、配偶者との間であったとしたら、
そこに横たわる溝は、とてもとても根深いものだと。
だから、妻が断捨離に嵌ると夫が断捨離される・・・
なんて都市伝説?が跋扈(ばっこ)したりするわけで。
でも、断捨離とは、実は受容のプロセス。
まず自分自身がモノと向かいあうことで、
自身のモノへの投影も浮かびあがってくる。
そうすると、他者のモノへの想いも、
不思議と見えてきて、自ずと理解が進むのです。
そう、私の母の場合は、ひたすら「不安」。
彼女の心の奥底の「不安」の源泉が、
後から後から湧き出して、
母をモノの虜にさせてしまうのです。
それが分かれば、
「捨てる」vs「捨てない」の単純なバトルが、
いかに浅く無益なことだとも分ってくるのです。
それでも、これだけは、
断捨離のやましたひでこ、声を大にして伝えましょう!
断捨離とは、モノの「引き算」。
そして、モノの「引き算」は、
必ず、思考の「足し算」に入れ替わる。
無いという「不安」の減点法の思考から、
無くても「大丈夫」という加点法への思考へと。
不安だからモノを抱え込むのではなく、
不安だからこそ、モノを手放してみる。
不安がモノを抱え込ませるのだから、
モノを手放してこそ、不安も手放していける。
そう、断捨離とは、そんなふうに視点を変えて、
人生をクリエイトしていくものなのです。
自分自身の力で、
トレーニングを重ねながら。
有難うございます。
あなたとのご縁に、いっぱいの感謝と愛を込めて。
やましたひでこ
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
_______________________________________________
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
執筆者一覧
最近の投稿