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2013/03/06(水)
【川畑のぶこ】いい人でいたい?
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2013・3・6 No.523
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◆今日の断捨離 いい人でいたい?
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FROM:川畑のぶこ
私の食器棚の中にいびつな陶器がある。
さほど芸術性に富んでいるわけでも、
機能が優れているわけでもない。
Soap Dish(石鹸置き)だと言われてもらったけれど、
そうは見えず、大きな灰皿のようだ。
デザインも機能も全く気に入っていないけれど、
私はそれを大事にとっておいてある。
アメリカ時代、尊敬するドクターBからもらった
彼自身の作品で、時折触れては、
彼の生き様や信念に触れ、インスピレーションを得る。
心が使うものだ。
さて、そんなSoap Dishとはうらはらに、
人からもらったモノでも、使いもしないし、
気に入っているわけでもない、
むしろ煩わしく思っているのに、
いつまでも捨てられないものがあるという人も多いのでは。
その心理を探っていくと、根底に
「常に『いい人』でいなければならない」
というものがあることに気づく。
それは
「みんなに好かれていなければいけない」
という心理でもある。
もちろん、気に入っていないモノをとっておくことで、
本当に常にいい人という評価を得られて、
万人に好かれるなら世話ない。
でも、これってホント?
そもそも常にいい人でいなければいけないのか?
みんなに好かれることなんて可能なのか?
世の中にそんな人はいるのか?
そうでなければ価値がない人間になってしまうのか?
そんなわけはありません。
世の中『好き嫌い』はつきもの。
自分だって、放っておいても好きな相手もいれば
嫌いな相手もいるように、
自分が無理をしようがしまいが、
自分のことを好きでいてくれる人もいれば
そうでない人もいる。
モノをとっているかとっていないかで
崩れてしまうような関係性は、
もともと脆弱なものでいずれ淘汰される関係では?
本当に自分のことを好きで
よく理解してくれている人ならば、
趣味・嗜好も知っているだろうし、
「これいる?いらない?」という
ストレートなコミュニケーションが
成り立つはずでは?
そんなやりとりが出来ない関係は
本物とは言えないのでは?
そんな関係でも維持したい?
なぜ?
断捨離は私軸
もういちど、今の私に
「必要で適切で快適な関係か?」と
問い直してみるが吉では?
いつもありがとうございます。
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
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この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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