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2013/02/04(月)
【やましたひでこ】心を縛るもの
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2013・2・4 No.493
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◆今日の断捨離 心を縛るもの
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FROM やましたひでこ
ダンシャリアンの皆さま、ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
二月、如月の4日、立春ですね。
そう、春の始まりの日。
いつからか春が待ち遠しく感じるようになったのかしらね。
冬には、冬の愉しさがあっただろうに。
そうか、それはやはり、なにもかもが軽やかになるから。
重たいコートを脱いで、
長いブーツもパンプスに。
纏うものを、ひとつずつ外していけば、
固く縮こまっていた身体ものびやかに。
それは心も同じこと。
縛りつけていることを、ひとつずづ脱いでいけば、
頑なになっている心もしなやかに。
春とは、身体と心への制限を、
気温の変化にあわせてね、
ゆっくりと手放していける季節なんですね。
はい、ダンシャリアン、断捨離仲間のあなたへ、
今日は、私、やましたひでこからのメッセージ。
そう、暮らしを溢れる笑顔でいっぱいにするために。
そう、仕事を勇気ある挑戦で満たすために。
そう、人生をより果敢に生きていくために。
◇◇◇
重たいコートは、自分で脱ごうと思えば脱げるけれど、
長いブーツも、パンプスに履き替えようと思えば、
それも自分で出来ることだけど。
心を隠すがごとく纏ったコートは、
心の足枷となっている長靴は、
どうも自分では脱げないと思っているかのよう。
どうしてかしらね。
それは、まず、心のコートも長靴も、
見えない観念そのものだから、
自分自身では、なかなかその存在に気がつけないのだと。
自分が気づいていないのだから、
それは、行動にはつながりようもないですね。
それでも身体は、なんとなく気がついているようで。
そう、この息苦しさは、どうしてだろうかと。
そう、この息が詰まりそうなのはなんなのだろうかと。
そうですね、だからこの観念の存在を、
意識して自覚することから始めましょうか。
たいていの場合、この観念は、
知らず知らずのうちに、
親世代から刷り込まれたものなのだから。
まずは、身の回りを見渡してみましょうか?
たいして必要とは考えられないのに、親が必要だと言うモノたち。
それほど良いとも思えないのに、親が価値があるとするモノたち。
まったく好きではないと感じているのに、親の好みであるモノたち。
どうでしょう、そんなモノたち、思い当たりますよね。
そして、いざ、それらを捨てようとすると逡巡する「わたし」。
それから、こんな言葉を独り言のように呟く「わたし」。
「捨てたいのに、捨てられないんです・・・」
自分自身の思考、感覚、感性に、
問いかけることなく、寄り添うことなく、
かつて圧倒的な存在であった親の価値観に、
ただただ従って、「制限」を纏いつづけてきた「わたし」。
そこにあるのは、思考停止と感覚麻痺と感性鈍化。
これでは、身体は動きようもなく、
暖たかくなっているのに、コートは脱げないままに。
断捨離とは、自身の思考、感覚、感性の気づき。
断捨離とは、自身の思考、感覚、感性の取戻し。
断捨離とは、自身の思考、感覚、感性の尊重。
それを、自分とモノとの関係から探っていくのだけど、
いざ、気づいてみると、
必ずといって言いほど湧きあがってくる感情がある。
それは、怒り、親に対しての怒り。
こんなにも、「わたし」の親は、「わたし」を縛ってきたのかと。
そして、始まるのが親とのバトル。
「捨てる」VS「捨てない」
「捨てさせる」VS「捨てさせない」
どうも、断捨離をすると、子は、特に娘は母親へと、
モノを介在させたリベンジ戦を仕掛けだしたくなるようです。
どうでしょう?
有難うございます。
あなたとのご縁に、いっぱいの感謝と愛を込めて。
やましたひでこ
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
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この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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